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苛性ソーダ工場から発生する使い道のない水素を有効活用、山口県周南市で実証事業開始

2017/03/27
(月)
SmartGridニューズレター編集部

トクヤマは、同社の苛性ソーダ工場から発生する水素を燃料電池や燃料電池車の燃料として役立てる実証事業を開始すると発表した。

トクヤマは2017年3月24日、同社の苛性ソーダ工場から発生する水素を燃料電池や燃料電池車の燃料として役立てる実証事業を開始すると発表した。化学工場から発生する水素を有効活用する試みは、これが日本初のものになるという。環境省が公募している「地域連携・低炭素水素技術実証事業」の2015年分として採択を受けている事業だ。共同事業社として東ソーが参加し、山口県、周南市、下関市が連携自治体として参加する。

この事業では、苛性ソーダの製造過程で発生する水素を回収、液化、圧縮してボンベに詰め、周南市や下関市の施設で活用する。周南市の「周南スイミングクラブ」には出力100kWの燃料電池を設置済み。この燃料電池で発電した電力と、発電時に発生する熱はスイミングクラブで活用する。

図 苛性ソーダの製造過程で発生する水素を燃料電池や燃料電池車で役立てる

図 苛性ソーダの製造過程で発生する水素を燃料電池や燃料電池車で役立てる

出所 トクヤマ

スイミングクラブのほかにも、周南市内の道の駅にも燃料電池を設置する。周南市と下関市は燃料電池車に向けて水素ステーションを設置し、燃料電池車の燃料としても活用する。さらに、下関市市内ではこの水素を燃料として、燃料電池フォークリフトを稼働させる。

苛性ソーダ工場から発生する水素は純度が高いが、これまでは使い道がなかった。トクヤマは今回の実証事業で、工場から発生する水素を燃料電池などに届けるサプライチェーンを構築し、有効に働くことを実証することを目指すとしている。さらに、このサプライチェーンを全国に広げるための課題を洗い出す方針も示している。


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トクヤマ

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