日本アジア投資は2017年3月27日、スマートソーラーと共同で茨城県に建設中だった大規模太陽光発電所「ソーラーパークつくばみらい発電所」が完成し、運転を開始したことを発表した。設計、調達、施工(EPC:Engineering、Procurement、Construction)は四電工が担当した。完成後の発電、売電事業は日本アジア投資とスマートソーラーが共同で担当する。
図 「ソーラーパークつくばみらい発電所」に太陽光発電モジュールが並んでいる様子
出所 日本アジア投資
発電所の所在地は茨城県つくばみらい市。太陽光発電モジュールは中国Yingli Green Energy社の製品を採用した。使用したモジュールは約8800枚。パワーコンディショナーはスイスABB社の製品を、架台はグリーンエナジージャパンの製品を採用した。
発電所全体の最大出力は約2.3MW(約2300kW)で、日本アジア投資は年間発電量をおよそ2910GWh(約291万kWh)と見込んでいる。一般世帯の年間電力消費量に換算すると、約800世帯分に当たる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して全量を東京電力エナジーパートナーに売電する。売電単価は1kWh当たり36円(税別)。
ソーラーパークつくばみらい発電所は、日本アジア投資が関わったメガソーラーとしては29件目となる(売却済みの物件も含む)。同社は今後、条件が合えば太陽光発電所を早期に売却することで収益を確保することも検討するとしている。
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日本アジア投資