経済産業省資源エネルギー庁は、太陽光など再エネの買い取りについて、北海道、東北、四国、九州、沖縄電力の接続保留問題について対応策を検討してきたが、2014年12月18日、再エネの導入量を増やすため、新しい出力制御のもとでの再エネ導入システムへの移行(表参照)、およびFIT(固定価格買取制度)の運用見直しについてとりまとめ発表した。
表 電力各社の接続可能量、接続申込量の状況について
〔出所 http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150122002/20150122002-3.pdf 〕
FITの新ルールと運用見直しは、
- 新たな出力制御ルール:出力抑制対象設備の拡大・時間単位での出力制御、
- 電力会社ごとの対応方針:指定電気事業者制度の活用、
- 買取価格の決定時期:接続申込時から接続契約時へ、
- 再エネ導入拡大策:蓄電池の導入支援・送電網の増強、
など。
その後、2015年1月22日に省令改正が行われ、1月26日より施行される(http://www.meti.go.jp/press/2014/01/20150122002/20150122002.html )。新ルールの決定を受け、接続保留をしている電力会社は、受け入れを再開する見通しである。