[ニュース]

Renault、乗り合いサービス向け自動運転車のコンセプトカーを発表

2018/03/07
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

フランスRenaultは、「88th Geneva International Motor Show」で、乗り合いサービス向け自動運転車のコンセプトカー「EZ-GO」を発表した。

フランスRenaultは2018年3月6日(中央ヨーロッパ時間)、スイス ジュネーブで開催中の「88th Geneva International Motor Show」で、乗り合いサービス向け自動運転車のコンセプトカー「EZ-GO」を発表した。アメリカSAE Internationalが定義する自動運転レベル4に相当する機能を備える電気自動車だ。ちなみにRenaultは、2018年内に乗り合いサービスについて発表するとしており、5年以内に自動運転車による乗り合いサービスを開始する目標を立てている。

図 Renaultが発表した乗り合いサービス向けのコンセプトカー「EZ-GO」

図 Renaultが発表した乗り合いサービス向けのコンセプトカー「EZ-GO」

出所 Renault

EZ-GOは都市内の移動を想定した車両で、最高速度は50km/hとなる。利用者が乗り降りするときは車両の前部が上下に開き、立ったまま座席に移動できる。また、路面に向かって渡し板が下りるため、車椅子の利用者も比較的容易に乗り降りできる。

図 利用者が乗り降りするときは、車両前部が上下に開く(上)。車椅子の利用者も比較的容易に乗り降りできる

図 利用者が乗り降りするときは、車両前部が上下に開く(上)。車椅子の利用者も比較的容易に乗り降りできる

出所 Renault

全長は5.2m、全幅は2.2m、全高は1.6m。全高は、歩行者が町並みを見るときに邪魔にならない程度に抑えたとしている。車内には外装に沿うように設置したU字型の座席があり、6人が着席できる。駆動用モーターは1つで、後輪駆動。4輪操舵の機能を持っており、小回りが効く作りになっている。

図 車内にはU字型の座席があり、合計で6人が着席できる

図 車内にはU字型の座席があり、合計で6人が着席できる

出所 Renault

EZ-GOは、乗り合いサービスに向けたコンセプトカーの第1弾だという。そしてRenaultは、乗り合いサービスや配車サービスの実現に向けて各国政府や自治体、パートナー企業と協力するほか、Renault-日産-三菱連合の研究開発力を活用する方針を示している。


■リンク
Renault

TOPに戻る

関連記事
新刊情報
5G NR(新無線方式)と5Gコアを徹底解説! 本書は2018年9月に出版された『5G教科書』の続編です。5G NR(新無線方式)や5GC(コア・ネットワーク)などの5G技術とネットワークの進化、5...
攻撃者視点によるハッキング体験! 本書は、IoT機器の開発者や品質保証の担当者が、攻撃者の視点に立ってセキュリティ検証を実践するための手法を、事例とともに詳細に解説したものです。実際のサンプル機器に...
本書は、ブロックチェーン技術の電力・エネルギー分野での応用に焦点を当て、その基本的な概念から、世界と日本の応用事例(実証も含む)、法規制や標準化、ビジネスモデルまで、他書では解説されていないアプリケー...