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中部電力、出力49MWの木質バイオマス発電設備の建設を開始―2020年に運転開始の予定

2018/05/02
(水)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

中部電力は、四日市火力発電所の敷地内に木質バイオマス発電設備の建設を始めたと発表した。

中部電力は2018年5月1日、四日市火力発電所の敷地内に木質バイオマス発電設備の建設を始めたと発表した。四日市火力発電所の所在地は三重県四日市市三郎町。中部電力としては、バイオマス燃料のみで運営する発電設備はこれが初めてだという。

図 四日市火力発電所の所在地

図 四日市火力発電所の所在地

出所 中部電力

新設の発電設備は出力49MW(4万9000kW)。中部電力は年間発電量をおよそ380GWh(3億8000万kWh)と見積もっている。日本の一般的な世帯の年間消費電力量にして、およそ12万世帯分に当たる。この数字から計算すると、設備利用率は約88.5%となる。2020年4月に運転開始の予定だ。

燃料は木質ペレットとパームヤシ殻。年間消費量は木質ペレットが約15万トンで、パームヤシ殻が約7万トン。中部電力によると、この発電設備によって年間およそ16万トンのCO2排出量削減効果が期待できるという。

中部電力は、この発電設備を再生可能エネルギー開発の一環として建設するとしている。


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中部電力

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