[ニュース]

マツダ、藻類から作る自動車用次世代バイオ燃料普及を目指す実証事業に参加

2018/06/14
(木)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

マツダは、自動車用次世代バイオ燃料の普及拡大に向けた広島での実証事業「ひろしま“Your Green Fuel”プロジェクト」に参加すると発表した。

マツダは2018年6月13日、自動車用次世代バイオ燃料の普及拡大に向けた広島での実証事業「ひろしま“Your Green Fuel”プロジェクト」に参加すると発表した。この事業は広島で自動車用次世代バイオ燃料を普及させ、いずれは広島で生産したバイオ燃料を広島で消費するモデルを作り上げることを目標としている。ひろしま自動車産学官連携推進会議がエネルギー専門部会活動の一環としてユーグレナと共同で進めているものだ。

図 ユーグレナは全日本空輸やいすゞ自動車らと共同で、国産バイオジェット燃料、バイオディーゼル燃料の実用化計画「国産バイオ燃料計画」に取り組んでいる

図 ユーグレナは全日本空輸やいすゞ自動車らと共同で、国産バイオジェット燃料、バイオディーゼル燃料の実用化計画「国産バイオ燃料計画」に取り組んでいる

出所 ユーグレナ

マツダは自動車が排出するCO2を削減するための活動の1つとして今回の事業に参加する。同社は自動車が排出するCO2を削減する手段として、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)への移行が有力と認めながらも、当面は自動車需要の大半を占めるガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車に向けたCO2排出量削減策が必要と考えている。バイオ燃料はバイオマスと同様に燃焼時に排出したCO2がゼロと認められる燃料だ。ガソリン車などのCO2排出量削減に向けた有力な技術と考えて、事業に参加した。

ユーグレナは藻類、特にミドリムシを利用してバイオマスからバイオ燃料を精製する技術を開発している企業。ミドリムシが光合成でCO2を固定して成長しようとするときに発する油脂分を元にバイオ燃料を作り出している。すでに、全日本空輸やいすゞ自動車などと共同で、国産バイオジェット燃料や国産バイオディーゼル燃料の実用化を目指す「国産バイオ燃料計画」を始動させている。

今回の事業では2020年を目処に、広島地域の家庭や企業が排出する使用済み天ぷら油などを回収してバイオ燃料を生成し、広島地域の乗用車などでこの燃料を利用する計画だ。また、広島県内の事業者が排出したCO2などを活かして、バイオ燃料を生み出す藻類を広島で培養することや、使用後の藻類残渣を肥料や飼料として活用することも検討するとしている。

ひろしま自動車産学官連携推進会議は、実証事業全体の取りまとめと、地域資源をバイオ燃料の原料として活用することを促進する活動に取り組む。さらに、地域で再生可能エネルギー関連事業の振興活動も展開する予定だ。ユーグレナは、バイオ燃料の製造と供給、そして微細藻類から作り出すバイオ燃料に関する知見を提供する。


■リンク
マツダ
ひろしま自動車産学官連携推進会議
ユーグレナ

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