p> オリックスは2018年9月5日、再生可能エネルギー発電所の運営・管理・保守を代行する「オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメント株式会社」が営業を開始したと発表した。会社の設立日は2018年6月1日。オリックスが100%出資して設立した。オリックス自身が太陽光発電所や風力発電所、地熱発電所などの再生可能エネルギーを利用した発電所を保有し、運営している。その経験とノウハウを活かして、運営・管理・保守を事業化した。
図 2018年7月に新潟県新潟市で運転を開始したメガソーラー「新潟県四ツ郷屋発電所」。オリックスはこの発電所のほかにも数多くの再エネ発電所を運営している
出所 オリックス
オリックスは日本全国でメガソーラーを運営しており、その規模は最大発電出力合計にしておよそ1GW(100万kW)に達する。ほかにも風力発電所、バイオマス発電所も運営している。さらに、2017年3月には八丈島のベースロード電源である「八丈島地熱発電所」の建て替え事業を担当すると発表するなど、地熱発電にも積極的に取り組んでいる(参考記事)。オリックス・リニューアブルエナジー・マネジメントは、オリックスの多様な再生可能エネルギー発電事業の経験を活かして、発電所の運営・管理・保守を代行するとしている。
さらに、発電所の運営・管理・保守について豊富な経験を持つ人材を確保し、より高度なサービスを提供するという。発電所停止のリスクを防ぎ、正常に運転を継続できるように保守点検を実施し、障害発生時は迅速に復旧対応に当たり、発電機会の損失を最小限に抑える。さらに、遠隔監視で発電状況を視覚化し、データ分析などの技術を応用して、発電量の最大化を図るという。
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