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旭化成、宮崎県に保有する水力発電所の大規模改修実施へ―出力が1MW向上

2018/11/12
(月)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

旭化成は、宮秋県に保有する水力発電所「五ヶ瀬川(ごかせがわ)発電所」の大規模改修工事を実施すると発表した。

旭化成は2018年11月12日、宮崎県に保有する水力発電所「五ヶ瀬川(ごかせがわ)発電所」の大規模改修工事を実施すると発表した。工事は2019年10月に開始し、2021年10月の稼働開始を予定している。

図 旭化成の「五ヶ瀬川発電所」

図 旭化成の「五ヶ瀬川発電所」

出所 旭化成

五ヶ瀬川発電所の所在地は宮崎県西臼杵郡(にしうすきぐん)の五ヶ瀬川流域。上流の取水口から発電に必要な水を取り込み、導水管を通して運び、落差を付けて発電所に流し込んで発電用水車を回す「流れ込み式」の発電所だ。水車には最大で1秒当たり29.7m3の水が流れる。

五ヶ瀬川発電所は1925年運転開始の古い発電所だ。旭化成はこれまで計画的な補修工事を実施して、発電所の能力を維持し、安全操業を続けてきた。今回の大規模改修では、発電機をより効率が高いものに入れ替え、発電出力を1.35MW(1万3500kW)から、1.45MW(1万4500kW)引き上げる。旭化成は水力発電所設備の信頼性を強化し、今後も長期間にわたってエネルギーを供給を続けるために、大規模改修を決定した。旭化成によると、今回の大規模改修によって現状に比べて年間CO2排出量を約1.1万トン削減できると見積もっている。

旭化成は五ヶ瀬川発電所周辺の「延岡・日向地区」で9カ所の水力発電所と、5カ所の火力発電所を運営している。それぞれの発電所が発電した電力は、延岡・日向地区の工場などの事業拠点に供給しており、この地区の事業拠点が消費する電力のうち90%を自家運営の発電所による電力で自給しているという。

旭化成は延岡・日向地区で運営している残り8カ所の水力発電所の改修も検討するとしている。


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旭化成

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