【風力エネルギーシンポジウム・レポート】 世界最大の7MWの洋上風力発電(浮体式)がいよいよ稼働!
=復興目指して「福島洋上風力コンソーシアム」が実証へ=2014年12月11日 0:00
去る2014年11月27日~28日の2日間、東京・九段の科学技術館で「第36回風力エネルギーシンポジウム」(主催:日本風力エネルギー学会/日本科学技術振興財団)が開催された。同シンポジウムでは、日本における再生可能エネルギーが注目されるなか、日本における風力発電について、陸上風力から洋上風力に至る最新の研究や技術開発の成果が次々に報告され、大きな注目を集めた。ここでは、初日に行われた経済産業省 資源エネルギー庁省エネルギー新エネルギー対策課 課長補佐 青木 洋紀(あおきひろき) 氏の基調講演「再生可能エネルギーをめぐる現状と課題」のうち、とくに風力発電に関する部分を中心に編集し、レポートする。
≪1≫浮体式洋上風力は、2018年までに商業化へ

エネルギー政策基本法:2002年6月7日に制定、同月14日に公布、施行された。http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H14/H14HO071.html
エネルギー安全保障:環境への影響を考慮しながら、一般家庭や企業活動のために、必要なエネルギーを合理的な価格で継続的に確保すること。
広域的運営推進機関:電源の広域的な活用に必要な送配電網の整備を進めるとともに、全国大で平常時・緊急時の需給調整機能を強化するために電気事業法の一部を改正する法律(平成25年法律第74号)で規定された組織。この広域的運営推進機関は、2014年8月22日に設立が認可され、2015年4月1日に設立される予定。