http://www.osgi.org/Main/HomePageOSGiユーザーフォーラムJapanとは?
写真1 OSGi Alliance代表のダン・バンデラ(Dan Bandera)氏(IBM)
OSGiユーザフォーラムJapan
は、2004年9月に多様な業界関係者の加入によって、
- 技術およびビジネスに関する効率的な情報交換を行うこと
- 異業種が連携することによって初めて実現する「新たな価値をもったサービスの実現」を目指すこと
を目的に設立された。今後は、多くの企業の参加を求めて、メンバー間の技術およびビジネス情報交流の場として「ワークショップ」を定期的に開催する。また、複数の業種にわたるメンバーによって構成される「相互接続実験」を推進し、さらにOSGiサービスプラットフォームを中核技術とした新たなサービスの実現を目指すことを活動指針としている。
現在、同フォーラムは、幹事企業として日本IBM、日立ソリューションズ、イーフロー、NTT、日本電気、三菱電機で構成されており、参加企業は159社(2013年6月1日現在)である。
OSGiサービスプラットフォームとは何か?
OSGiサービスプラットフォームとは、住宅やオフィス、工場などで、ネットワーク接続を前提としたさまざまな機器(自動車や携帯電話など)を介して使用する、多種多様な装置の機能を柔軟に構築したり変更したりするためのJava言語に基づいたオープンなソフトウェアである。
このOSGiサービスプラットフォームを各装置に実装することによって、ネットワークを介した機能の変更や追加を容易に行うことが可能になる。
例えば、
- ホームゲートウェイ、セットトップボックス、携帯電話、PC、車載コンピュータ、ブロードバンドルータ、テレビ、ハードディスクレコーダー、その他のネット家電などの製品の中に実装し、
- ネットワークを介してソフトウェア部品をダウンロードすることによって、
- 新しいサービスの追加や機能の変更、利用者の嗜好に応じたカスタマイズまた不具合の改修
などを容易に実現できるようになる。このOSGiサービスプラットフォームは、OSGi Alliance注2において標準化が行われている。
▼ 注2
OSGi Alliance(www.osgi.org)は、1999年3月に設立された標準化団体で、Java技術を利用したソフトウェアの部品化技術(OSGiサービスプラットフォーム)の仕様を策定している。メンバー企業およびその他の企業によって、ホームオートメーション、ホームセキュリティ、自動車制御(テレマティクス)、情報家電制御などの領域で商用利用されている。