[クローズアップ]

Appleのスマートハウスビジネスへの新戦略

─ その布石となる新機能「HomeKit」(ホームキット)を発表 ─
2014/07/01
(火)
SmartGridニューズレター編集部

〔3〕MFiプログラムの認証が必要

このような機能をもつHomeKitだが、あらゆる機器を制御できるのかというと、当然そうではない。先ほども紹介した開発者向けセッション(セッション701)では、次のステップとしてMFi(エムファイ)プログラムの認証が必要だと公表した。

MFiとは“Made For iPhone/iPad/iPod”の略称であり、Appleとは関係のない第三者の企業が、iPhoneやiPad向けのコネクタ(Lightningコネクタ等)などを開発する際に必要な認証である。このMFiプログラムのFAQの冒頭に「どのような種類のアクセサリーがMFiプログラムの対象になるか」という質問があり、そこに新たに“HomeKit accessory specifications”(HomeKitアクセサリー仕様)という項目が追加されている。

HomeKitに関するMFiプログラムの詳細は近日中に公開されることになっているが、現時点でわかっていることは、機器をHomeKit対応とするためには、このMFiプログラムの認証を受ける必要があるということである。

なお、WWDC 2014の基調講演では、HomeKitに対応するメーカーとして表2の企業が紹介されていたが、残念ながら日本企業は含まれていない。

このうちHoneywellは、AppleによるHomeKitの発表とは別に、Lyric(リリック)というサーモスタットを2014年8月に発売することを発表している(図3)。


◆表2 出所
http://mashable.com/2014/06/06/apple-home-automation/を元に著者作成

◆図3 出所
http://lyric.honeywell.com/

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