[クローズアップ]

東京電力ホールディングス・柏崎刈羽原子力発電所における1〜7号機の現況と5つの最新ITシステムの展開

― 福島第1原発事故の教訓を踏まえ、チャットや手書きパッドなども開発へ ―
2016/07/01
(金)
SmartGridニューズレター編集部

柏崎刈羽原子力発電所における高さ15mの防潮堤

また、福島第一原子力発電所の事故の教訓から、新規制基準では、津波への対策が重要な課題の1つとしてクローズアップされている。

そのため、図5、写真4、写真5に示すように、柏崎刈羽原子力発電所では、

図5 柏崎刈羽原子力発電所の防潮堤(堤防)のイメージ

図5 柏崎刈羽原子力発電所の防潮堤(堤防)のイメージ

出所 東京電力ホールディングス「柏崎刈羽原子力発電所の現況について」、2016年6月21日

写真4 1〜4号機の防潮堤(堤防):鉄筋コンクリート造擁壁タイプ

写真4 1〜4号機の防潮堤(堤防):鉄筋コンクリート造擁壁タイプ

出所 編集部撮影

写真5 5〜7号機の防潮堤(堤防):改良土盛土タイプ、海抜15m(=敷地高さ海抜12m+セメント改良土による盛土3m)

写真5 5〜7号機の防潮堤(堤防):改良土盛土タイプ、海抜15m(=敷地高さ海抜12m+セメント改良土による盛土3m)

出所 東京電力ホールディングス「柏崎刈羽原子力発電所の現況について」、2016年6月21日

  1. 1〜4号機(柏崎市側)には、鉄筋コンクリート造擁壁タイプの防潮堤(堤防)が建設され、その最高部は高さ海抜15m、厚さ約1m、最低部は敷地高さ海抜5m、厚さ約3mとなっている。
  2. 5〜7号機(刈羽村側)には、改良土盛土タイプの防潮堤(堤防)が建設され、海抜15m(=敷地高さ海抜12m+セメント改良土による盛土3m)となっている。
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