日本における5Gの現状
5Gのすべての技術性能要件に対応した5Gの仕様策定(リリース16)が3GPP注1でほぼ完了しつつある。
日本では、2020年春から5Gの商用サービスが開始される予定であり、さらに2024年までに、全国の約98%にメッシュ状で基地局を設置して、多様なサービスを展開し推進していく予定である(図1)。また、5Gの新しい展開としてローカル5Gが、一部の周波数帯(28.2-28.3GHzの100MHz幅)で先行して制度化され、現在ローカル5Gの免許申請が順次受け付けられていて、1月末時点で13事業者となっている。
図1 日本における5Gの展開
出所 「5G及びBeyond 5Gに関する現状」、総務省、Beyond 5G推進戦略懇談会 資料
▼注1
3GPP: 3rd Generation Partnership Project、第3世代パートナーシッププロジェクト。世界の通信事業者やベンダが集まって移動通信システムの仕様等に関して議論する場。