[特集]

次世代型の気候変動対策と新型コロナ・パンデミック対策

― 環境重視の「日本版グリーンディール」の導入を ―
2020/06/05
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

新型コロナウイルス(以下、新型コロナ。写真1)は、2019年12月、中国湖北省武漢で原因不明の感染患者が報告されたことを契機に急速に感染拡大し、2020年3月11日にはWHO(世界保健機関)が、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)がパンデミック(世界的大流行)であると認定した。武漢発症から5カ月後の2020年5月27日には、全世界188カ国・地域で555万人以上が感染し、約35万人が死亡するなど、COVID-19は猛威をふるっている。
一方、気候変動に伴う異常気象は、大規模な森林火災による森林の喪失(虫類、鳥類、コアラなど推定10億以上が犠牲)をはじめ、大型台風や集中豪雨による洪水被害などを引き起こし、地球を次々に直撃している。新型コロナの発生もこのような異常気象による生態系の変化の1つであるともいわれており、欧州は、世界に先駆けて「気候変動対策と新型コロナ対策」を両立させた、次世代型の成長戦略「欧州グリーンディール」(EGD)を打ち出した。
このような背景のもと、去る2020年4月23日に開催されたIGES(地球環境戦略研究機関)プレスセミナー(注1)「気候変動問題と新型コロナウイルス-その共通点と相違点、そして日本版グリーンディールを」から、「気候変動問題と新型コロナウイルス」(IGES 戦略マネージメントオフィス 松下 和夫 氏、京都大学名誉教授)の講演をベースに、その後の展開も含めてレポートする。

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