2015年8月31日、経済産業省は、2015年夏季(9月)の電力需要見通しについて、見直しを行ったことを発表した。
九州電力は8月11日に川内原子力発電所1号機を起動し、2015年8月31に定格熱出力一定運転を開始した。これにより、九州電力における電力の供給力が増加され、2015 年度夏季(9月)の電力需給見通しについて、経済産業省は見直しを行った。
同省が2015年4月に発表した「今夏の電力需給の検証」において、九州電力管内では、節電の定着や太陽光など再エネの導入による効果を見込んでも、他電力からの電力融通なしでは、9月の予備率がマイナス1.5%の見込みであったが、川内原子力発電所1基の再稼働による出力の増加により、融通を見込まずとも単独で予備率6.7%を確保できる見通しとなった。
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経済産業省
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