[特集]

【創刊5周年記念】特別座談会 IoT時代のサイバーセキュリティにどう対処すべきか ≪前編≫

― 本当の考えるべき危機はどこにあるのか ―
2017/11/09
(木)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

2020年夏に開催が予定されている、東京オリンピック・パラリンピックを間近に控え、国際的にサイバーセキュリティ攻撃が激化している。総務省やIPA(独立行政法人情報処理推進機構)の発表によれば、従来、サイバー攻撃の対象は企業の業務システムやWebサイトなどの「情報システム」が主体であったが、近年は、イランの核施設をはじめドイツの製鉄所やウクライナの電力システム(変電所)の「制御システム」に至るまで、そのターゲットを広げて攻撃されている。
さらに、IoT時代を迎える2020年には、各種センサーをはじめ、家電や自動車、医療や産業などの各種機器など、200億個とも500億個ともいわれるIoTデバイスが接続されるとあって、IoTシステムへのサイバー攻撃への対応も迫られている。
事実、2017年5月にIPAが発表した「情報セキュリティの10大脅威 2017」(後出の表2を参照)では、個人および組織におけるIoT機器への脅威が、ともに「10大脅威」にランク入りするなど、その攻撃の激しさが増大し、拡大してきている。
ここでは、IoT時代のサイバーセキュリティについて、本当に考えるべき危機と課題について議論していただいた。
【座談会出席者】<司会>東京大学 情報理工学系研究科 教授 江崎 浩(えさき ひろし)氏、
株式会社サイバーディフェンス研究所 専務理事・上級分析官 名和 利男(なわ としお)氏、
マカフィー株式会社 サイバー戦略室 シニア・セキュリティ・アドバイザー CISSP 佐々木 弘志(ささき ひろし)氏

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