[クローズアップ]

3.16福島県沖地震&天気予報悪化の下、なぜ東京エリアで大規模停電を防げたのか

― 日本初の「需給ひっ迫警報」を発令 ―
2022/05/06
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

2022年3月16日深夜に発生した、福島県沖地震(マグニチュード7.4)によって、東京エリアと東北エリアの火力発電所14基(650万kW)が発電を停止した。東京で210万戸、東北16万戸が停電したが、翌3月17日には復旧した。しかしその直後、東京において降雪で気温が急低下するという天気予報が3月21日17時に出され、事態は緊迫した。
なぜならば、すでに3月19日20時の天気予報をもとにした、3月22日の想定最大需要電力は「4,300万kW」とされていたが、天候悪化を考慮した3月21日の天気予報により、3月22日の想定最大需要電力は「4,840万kW」と上方修正され、540万kWも増加したからだ。
そのため政府は、日本初の「需給ひっ迫警報」を発令したが、結果的にはブラックアウト(大規模停電)を防ぐことができた。この時点ではまだ14基中の6基(330kW)の発電所は発電停止中であったが、どのようにして停電を回避することができたのか。
ここでは、政府の「電力・ガス基本政策委員会」(2022年3月25日)(注1)での資料などをもとにレポートする。

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