再生可能エネルギー
次世代の再エネ調達「24/7カーボンフリー電気」≪前編≫
― 「RE100」の次世代の再エネ調達方法が始動している ―
企業活動のための電力を100%再生可能エネルギー(以下、再エネ)に近づけるという、国際的なイニシアティブ「RE100」(注1)が開始されてから8年ほど経つが、次世代の再エネ調達が始動している。これは『24/7(注2)カーボンフリー電気(「トゥエンティーフォーセブン」と呼ぶ、以下「24/7」)』であり、実時間(リアルタイム)の概念が希薄な従来の再エネ属性証書(注3)やカーボンクレジット(注4)と違い、実時間での調達が要求される。
24/7は、2020年にGoogleが自社の再エネ調達の方法として発表され、その後、国連のイニシアティブとして推進されている。さらに、2022年になって標準化組織による標準書が発表されるなど動きが活発化している。本記事では、2022年5月現在の、世界における24/7に関する取り組みを前後編にわたって解説する。
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