920IP(ZigBee IP)とWi-SUN標準2015 [具体化するM2M/スマートグリッドへの展開]

2014年11月11日 11:30

本書は、2012年発売『920MHz ZigBee IPとスマートメーター用802.15.4g標準2012』を大幅に改訂した報告書です。
この2年余の間に、M2M/IoT時代の到来と同期するかのように、ZigBeeとWi-SUNは大幅な進化と発展を遂げました。

例えば、ZigBeeアライアンスは、独自プロトコルからオープンなIP対応のZigBee IPプロトコルを完成させました。さらに、日本で920MHz(サブギガ帯)が開放され、ZigBee IPを920MHz帯に対応させた920IPを発表。日本の環境でオープンなZigBeeが利用できる環境ができ上がりました。これに日本のECHONET Liteを走らせ、さらに米国標準のエネルギー管理プロトコル「SEP 2」(Smart Energy Profile 2.0)にも対応できる検討も行われており、新しいスマートグリッドやM2M環境の構築の道が開かれました。

一方、日本のNICTやガス業界・IT業界がリードして策定した国際標準Wi-SUN(Wireless Smart Utility Networks)は、半導体チップが続々市場に投入され、同時にいち早く日本を代表する東京電力のスマートメーターに採用されるなど、そのプロトコルはスマートハウスの中核的な技術として普及し始めました。さらに、Wi-SUNアライアンスは、スマートメーターから今後市場が拡大するM2M関連へと進化させるため、M2M対応のワーキンググループ「RLMM WG」(Resource Limited Monitoring and Managementワーキンググループ)を発足させ、その取り組みを強化しています。

M2M/IoT/スマートグリッド時代に活躍する2大テクノロジーを徹底的に解説したバイブルとしてぜひご活用ください。

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