系統用蓄電池の運用をAIで最適化、九電みらいエナジー

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年2月3日 (火曜) 16:55

予測・最適化アルゴリズムで系統用蓄電池の運用最適化

 九州電力株式会社の子会社である九電みらいエナジー株式会社(以下、九電みらいエナジー)は、系統用蓄電池の需給運用計画を策定する業務でAI技術を搭載したサービスの活用を開始した。予測・最適化アルゴリズムにより、系統用蓄電池の運用を最適化するという(図1)。サービスを提供する株式会社三菱総合研究所(以下、MRI)が2026年2月2日に発表した。

図1 九電みらいエナジーによるAI搭載サービスを活用した系統用蓄電池の運用イメージ

設備や運用の状況をもとに充放電計画と入札計画を策定

 今回、導入したサービスは、予測・最適化アルゴリズムを活用し、設備や運用の状況をもとに、スポット市場注1や時間前市場注2、需給調整市場注3などの価格を予測し、その予測に基づいた充放電計画と入札計画を策定する。入札計画は、応札する電力市場の制約条件も加味する。

 サービスには、「MERSOL Operations」(MRI製)を採用した。

 MRIによると、発電量が変動する再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力の需給バランスや品質の確保が社会課題になっている。こうした課題を解決する重要な手段として、蓄電池を含めた分散型エネルギーリソース(DER)の有効活用が求められている。


注1:スポット市場:翌日に受け渡しする電力を前日に売買するための市場。
注2:時間前市場:スポット市場の約定後、実際の受け渡し直前まで電力の過不足を調整するための市場。
注3:需給調整市場: 一般送配電事業者が電力系統の周波数や需給バランスを維持するために必要な調整力を調達するための市場。

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