米国のスマートグリッド新標準:EnergyIoT/OpenFMB報告書[米国の最新動向とDistribuTECH 2016に見る新しい展開]
2016年10月19日 12:02
NIST(米国国立標準技術研究所)が2009年11月に立ち上げた委員会「SGIP」(スマートグリッド相互運用性パネル)は、2013年にSGIP 2.0となり、新たな活動を展開している。
SGIPでは、エネルギーIoT(EnergyIoT)として標準採択したOpenFMBなどを策定している。再エネも含めた分散電源活用のための有力なフレームワークである「OpenFMB」は、さまざまなベンダのエネルギー機器が相互運用可能になることから、NAESB(北米エネルギー標準会議)でも標準採択され、注目を集めている。
本書では、SGIPのビジョンとミッションとともに、同委員会の最新の活動、特に重要なPAP(Priority Action Plans、優先行動計画)の最新動向についても詳細を紹介していく。また、SGIPにおけるエネルギーIoTのコンセプトに続いて、OpenFMBの具体的な内容について解説していく。
同時に、2016年2月9~11日、米国・フロリダ州オーランドで開催された電力やエネルギーインフラ事業関連の展示会「DistribuTECH 2016」(ディストリビューテック2016)におけるOpenFMBの相互接続デモの内容とともに、同展示会で見えた米国の最新の企業動向もレポートしている。
