Cで始まるスマートグリッド用語

2014年10月31日 18:55

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c.LINK

  • -
  • 読み方シー・リンク
  • 日本語訳ホームネットワーク規格のひとつ

テレビ用の配線に使用するCATV の同軸ケーブルを利用して高速な通信を行う技術。米国のエントロピック・コミュニケーションズ(Entropic Communications)社が開発したテレビ用の配線に使用するCATVの同軸ケーブルで、これを利用して高速な通信を実現。「c.LINK」技術に関するホームネットワーク規格の策定および規格準拠製品の認定を行うために、業界団体「MoCA」(Multimedia over Coaxial Alliance、家庭の同軸ケーブルでHDビデオを流すためのホームネットワーク規格を策定するアライアンス)が設立(2004年)されている(MoCA[→])。

CAISO

  • [California Independent System Operator]
  • 読み方カイソ
  • 日本語訳米国カリフォルニア州内の電力会社から独立した系統運用者

カリフォルニア(CA)州のISO[→]のこと。米国では、「発送電分離」[→](発電と送配電の分離)のため、電力事業者から独立して送電と配電事業を一括して運営する公的機関である「独立系統運用事業者」(ISO)が業務を行っている。さらに、ISO よりも管轄エリアが広く、広範な業務を行う「地域送電機関」(RTO:Regional Transmission Organization[→])が設立されている。

CALCONNECT

  • [Calendaring and Scheduling Consortium]
  • 読み方カルコネクト
  • 日本語訳システムの運用と管理に関するコンソーシアム

システムの運用と管理において、異なるプログラムやプラットフォーム、技術間のカレンダーやスケジュール情報の相互運用性にフォーカスしたコンソーシアム。カリフォルニア州非営利共益法人として、2004年にカリフォルニア州で設立された。

California PUC

  • [California Public Utility Commission]
  • 読み方カリフォルニア・ピー・ユー・シー
  • 日本語訳カリフォルニア州公益事業委員会

カリフォルニア州の電力会社を管理する組織。

CASBEE

  • [Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency]
  • 読み方キャスビー
  • 日本語訳建築物総合環境性能評価システム

建築物の環境性能で評価し格付けする手法。省エネや省資源・リサイクル性能などの環境負荷削減はもとより、室内の快適性や景観への配慮といった環境品質・性能の向上などの側面も含めた、建築物の環境性能を総合的に評価するシステムである。

Cazalet Group

  • -
  • 読み方キャザレット・グループ
  • 日本語訳コンサルティンググループ

米国の電力・エネルギー市場の変化に対する戦略的コンサルティンググループ。

CBKE

  • [Certificate Based Key Exchange]
  • 読み方シー・ビー・ケー・イー
  • 日本語訳「SEP 1.0」のセキュリティプロトコル

スマートハウスなど家庭環境(HAN[→])で電力の使用状況などの制御を行うアプリケーションプロファイルである「SEP 1.0」(Smart Energy Profile 1.0[→])の認証および暗号化セキュリティプロトコル。SEP 1.0は、無線通信規格を策定するZigBee Alliance で策定されたところから、「ZigBee Smart Energy Profile 1.0」と呼ばれる。SEP 1.0の次期バージョンは、汎用的なIP対応のプロトコルであるため、ZigBeeの名を冠せず「SmartEnergy Profile 2」(SEP 2)と呼ばれる。

CCP

  • [Common Communication Protocol]
  • 読み方シー・シー・ピー
  • 日本語訳スマートビル向け共通通信プロトコル

東大グリーンICT プロジェクト(GUTP[→])によって策定されたスマートビルディングの実現のための共通通信プロトコル。そのCCP の設計思想は、次のとおりである。

  1. 共有データベースを構築すること。
  2. 多様なサブシステムを収容できるようにすること。
  3. 多様な機器を接続できるように選択肢の幅を確保すること。
  4. 容易で自由なアプリケーションが開発できるような環境をつくること。

CCS

  • [Carbon Capture and Storage]
  • 読み方シー・シー・エス
  • 日本語訳二酸化炭素(CO2)を回収し、地中や海中に貯留する技術

大気中に放出された(あるいは放出される直前の)二酸化炭素(CO2)を回収し、地中や海中に貯留する技術

CdTe系太陽電池

  • -
  • 読み方カドミウム・テルルけいたいようでんち
  • 日本語訳CdTe(カドミウムテルル)を材料とする非シリコン系太陽電池

カドミウム(Cd)とテルル(Te)を結合させたCdTe 系太陽電池は、変換効率が高く、製造コストも安いことから注目されている、非シリコン系の太陽電池である。

CEA

  • [Council of Economic Advisers]
  • 読み方シー・イー・エー
  • 日本語訳米国大統領経済諮問委員会

米国大統領に助言することを目的とした経済学者の集まり(1946年創設)。

CEIDS

  • [Consortium for Electric Infrastructure to Support a Digital Society]
  • 読み方セイデス
  • 日本語訳米国・デジタル社会を支援する電力インフラコンソーシアム

EPRI(Electric Power Research Institute、米国電力研究所)が中心となり、米国の電力会社の他、例えば、ポーランド、フランスなどの海外の電力会社や、ITのリーダー企業であるCisco Systems(シスコシステムズ)などの民間企業も参加しているコンソーシアム。分散型電源のための通信アーキテクチャなどの研究を行っている。

CEMS

  • [Community/Cluster Energy Management System]
  • 読み方セムス
  • 日本語訳地域エネルギー管理システム

HEMS[→]で管理されるスマートハウスや、BEMS[→]で管理されるスマートビルなどは「点」として管理されるが、CEMS は、それらのHEMS やBEMS を包括し地域的な「面」として管理するシステム。すなわち、CEMS は、その地域に散在するスマートハウス(HEMS)やスマートビル(BEMS)をはじめ、その地域に設置されるメガソーラー(メガワット級の大規模太陽光発電)や、電力会社の電力系統や安定用蓄電池などとも連携させることよって、その地域における電力需要に合わせて、エネルギー利用を効率的に管理できるようにするシステムである。CEMSの‘C’は、Cluster(地域的に密集している)と呼ばれることもあり、Communityと同義語である。

CEN

  • [European Committee for Standardization]
  • 読み方セン
  • 日本語訳欧州標準化委員会

欧州の標準化団体のひとつ。電気・電子分野以外の標準化を担当している。

CENELEC

  • [European Committee for Electrotechnical Standardization]
  • 読み方セネレック
  • 日本語訳欧州電気標準化委員会

欧州の標準化団体のひとつ。電気・電子分野の標準化を担当している。

CHAdeMO

  • -
  • 読み方チャデモ
  • 日本語訳CHAdeMO協議会

急速充電器の国際標準化を目指すための協議会(2010年3月設立)。東京電力、トヨタ自動車、日産自動車、三菱自動車、富士重工業の5社が幹事会員となり、正会員として62社、賛助会員として110社、オブザーバーとして経済産業省や国土交通省や自治体など31団体が参加している。「CHAdeMO」は、CHAdeMO協議会が標準規格として提案する急速充電器の商標名。「 CHArge de MOve:動く、進むためのチャージ」、「de:電気」、また「クルマの充電中にお茶でも(CHAdeMO)いかがですか」の3つの意味を含んでいる。

CIM

  • [Common Information Model]
  • 読み方シム
  • 日本語訳共通情報モデル

OpenSG[→]では、例えば、ZigBee/HomePlug[→]などによって開発されたアプリケーション「Smart Energy Profile 2」(SEP 2)などの機能の拡張を行って標準化し、ネットワークに依存しないで使用できるよう共通情報モデル(CIM)を策定している。このような共通情報モデル化(CIM 化)によって、デマンドレスポンス等を実現するSEP 2等のアプリケーションは、ZigBeeだけでなくPLCやWi-Fiなどのネットワークに依存せずに、オープンに動作できるようになる。

CIS系太陽電池

  • -
  • 読み方シー・アイ・エスけいたいようでんち
  • 日本語訳非シリコン系太陽電池の一種

非シリコン系太陽電池の一種で、カルコパイライト系太陽電池と呼ばれる。「CuInS2」(銅、インジウム、セレンの化合物)を材料とする太陽電池。

CoAP

  • [Constrained Application Protocol]
  • 読み方コープ
  • 日本語訳制約された環境下でのアプリケーションプロトコル

IETFのcore ワーキンググループで策定されている、「制約された環境下でのアプリケーションプロトコル」。制約された環境とは、例えばCPU能力が低く、メモリ容量が小さいセンサーなどを使用する環境のこと。

Consortium for SEP 2 Interoperability

  • -
  • 読み方コンソーシアム・フォー・セップ2・インターオペラビリティ
  • 日本語訳「SEP 2」の相互接続推進のためのコンソーシアム

スマートエネルギーアプリケーションおよびデバイス(機器)における、「SEP2」(Smart Energy Profile 2[→])の相互接続推進のために、次の4者によって設立されたコンソーシアム(2011年8月設立)。

  1. Wi-Fi Alliance
  2. HomePlug Alliance
  3. HomeGrid Forum
  4. ZigBee Alliance

このコンソーシアムでは、Smart EnergyProfile 2(SEP 2)の認定プログラム策定に向けたコラボレーション(共同作業)を行っている。

COP

  • [Conference of Parties to the United Nations Framework Convention on Climate Change]
  • 読み方コップ
  • 日本語訳気候変動枠組条約締約国会議

第1 回(COP1)は、1995年3月、ドイツのベルリンで開催された。地球温暖化の原因と考えられているCO2排出量の削減を巡って、各国がCO2 削減のための目標を提示し、その実現のための具体的な取り組みなどが議論されている。COP3は1997年12月に京都市で開催され、同年12月11日に有名な「京都議定書」[→]を採択した。最近のCOP17([→]「京都議定書」の項参照)は、2011年(11月28 日〜12月11 日)に南アフリカ・ダーバンで開催された(194カ国・地域が参加)。

coreワーキンググループ

  • [CoRE:Constrained RESTful Environments]
  • 読み方コアー・ワーキンググループ
  • 日本語訳CoREは、IETFで策定されているアプリケーション層のプロトコル

資源(メモリ容量等)の限られているセンサー等の小型デバイス向けのアプリケーションフレームワーク(枠組み)を議論するIETF のワーキンググループのひとつ。このグループでは、インターネットで主流になっているWebのREST[→]アーキテクチャを受け継ぎ、RESTアーキテクチャを小型デバイスと非力なネットワーク(例:6LoWPAN[→])に向けて実現するためのCoAP[→]の標準化を進めている。

COSEM

  • [Companion Specification for Energy Metering]
  • 読み方コセム
  • 日本語訳IEC[→]のエネルギー計測関連仕様のひとつ

DLMSプロトコル[→]のトランスポートおよびアプリケーションレイヤの一連の仕様で構成されている。DLMS/COSEM規格セット(電力会社のスマートメーターの検針データ交換に広く用いられている国際規格)は、IEC TC13 WG14によって策定されたIEC62056 の一連の標準である。

CPP

  • [Critical Peak Pricing]
  • 読み方シー・ピー・ピー
  • 日本語訳電力に関する緊急ピーク料金

これを設定するによって、電力会社が設定したピーク電力を超えそうな場合に、電力の利用金額を高くして需要家の利用を抑制し、電力供給を安定させる料金体系。

CSA

  • [Canadian Standards Association]
  • 読み方シー・エス・エー
  • 日本語訳カナダ規格協会

CSA 規格は、カナダにおける電気製品や医療機器・機械・器具など対する安全規格となっている。

CSCTG

  • [Smart Grid Cyber Security Coordination Task Group]
  • 読み方シー・エス・シー・ティー・ジー
  • 日本語訳NIST内のスマートグリッド・サイバーセキュリティ調整タスクグループ

米国のNIST(米国国立標準技術研究所)内に2009年3月に設置されたスマートグリッド・サイバーセキュリティ調整タスクグループ。その後、2010年1月からNIST 内に設置されたSGIP[→](スマートグリッド相互接続性パネル)の中のCSWG(Cyber Security Working Group)で、引き続き、スマートグリッドに要求される情報セキュリティ要件の研究やガイドラインの作成などの活動を続けている。

CSV

  • [Comma Separated Values]
  • 読み方シー・エス・ブイ
  • 日本語訳表計算ソフトやデータベースソフトなどがデータを保存する場合に使用するファイル形式

データをカンマ("","") で区切って並べたテキスト形式のファイル。データベースソフトや表計算ソフトなどのように、異なるアプリケーション間でデータを交換する際に利用される。

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