[特集]

カーボンニュートラル時代! 日本の再エネ導入ポテンシャル

― 改正地球温暖化対策推進法の成立からCOP26まで ―
2021/06/04
(金)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

すべては英国・グラスゴーでのCOP26へ

 図10は、現在から2021年11月に英国のグラスゴーで開催予定のCOP26へ向けた国際政治プロセスである。

図10 COP26に向けた国際政治プロセス

図10 COP26に向けた国際政治プロセス

HLPF:High-level Political Forum、持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラム。国連が毎年開催する国際会議。「持続可能な開発目標(SDGs)を含む2030アジェンダ」のフォローアップとレビュー(追跡評価)を目的としている。第1回会議の開催は2013年9月24日。
IPCC AR6:IPCC第6次評価報告書。WG1(自然科学的根拠)、WG2(影響・適応・脆弱性)、WG3(気候変動の緩和)の3つの作業部会(WG)による報告書から構成。
出所 IGES 気候変動とエネルギー領域/ディレクター 田村堅太郎、「気候変動を巡る国際動向:気候リーダーズサミットからCOP26に向けて」、2021年5月13日/気候変動ウェビナーシリーズより

 米国のバイデン大統領主催の「気候サミット」では、40カ国のリーダーが、それぞれ温室効果ガスの2030年までの野心的なNDC(国別削減目標)を次々に打ち出した。しかし、パリ協定が目指す目標を本当に実現できるのか、残された6カ月間は待ったなしの状況である。

 COP26が、人類の新しいスタートになることを期待したい。

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