東京ガス、電力小売全面自由化に合わせ電力事業への本格参入を発表

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2015年10月15日 0:00

2015年10月15日、東京ガス株式会社(社長:広瀬道明、以下「東京ガス」)は、「東京ガスグループの取り組みについて」として、2015~2017年度の主要施策などを発表した。

同発表のなかで東京ガスは、2016年4月1日より始まる電力小売全面自由化に合わせて電力事業に本格的に参入するとし、同日、経済産業省に小売電気事業登録申請書を提出したとしている。

同社は、2016年4月より一般家庭や業務用の顧客に対して低圧電力の販売を開始する予定で、託送料金の認可を踏まえ、2016年1月より販売の受付を開始する。販売エリアは主に東京ガスの供給エリアを中心とした関東圏としている。

また、同社は、ガスと電気のセットメニューを軸に、通信や各種サービスなどを加えたセットメニューの提供を予定している。現在提供している、外出先からガスの消し忘れを確認/遮断できる「マイツーホー」サービスに加え、2016年4月からは、住宅における水まわりや鍵、ガラスのトラブルに24時間365日の受付で出張・一時復旧を行う「生活まわり駆けつけサービス」なども提供するとしている。

同社は、2016年に天然ガス火力発電所である「扇島パワー3号機」の運転を開始するなどして、東京ガスガスグループの電源を約160万kWに拡充する予定で、高圧・特別高圧の顧客への電力販売も拡大していく。

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東京ガス

 

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