まで始まるスマートグリッド用語
2014年10月29日 20:55
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マイクロガスタービン
- [Micro Gas Turbine]
- 読み方-
- 内容100kW以下程度の発電を行う小型ガスタービンのこと
1990年代の後半に登場した、都市ガスなどの燃料を使用して、100kW以下程度の発電を行う小型ガスタービンのこと。分散型電源のはしりともなり、2000年代初めには、太陽光発電、風力発電などの分散型電源を含めた「マイクログリッド」という、地域の電力を自給する小規模な電力供給網という新しい概念が生み出された。
マイクログリッド
- [Microgrid]
- 読み方-
- 内容電力の地域的な自給自足を可能とする小規模の電力供給網
電力の地域的な(あるいは家庭的な)自給自足を可能とする小規模の電力供給網のこと。電力会社などから提供される電力(系統電力:商用電力システム)を、ICT(情報通信技術)によって制御し効率的に利用できるようにする仕組みをスマートグリッド(次世代電力網)という。これに対して、ある地域(あるいは家庭やビルなど)に太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを用いた小規模(マイクロ)な分散形電源を設置し、自給自足的に利用(地産地消)し、余剰電力を電力会社に売る(売電する)こともできるような仕組みをマイクログリッドという。
このように、マイクログリッドとは、電力(電気エネルギー)の供給について、消費者(需要家)側に立って考えたシステムである。マイクログリッドにおいては、マイクログリッド内に設置された太陽光発電や風力発電などの変動(晴れ/曇り、あるいは風が吹いている/吹いていないなど)を吸収し、安定させるために、蓄電池などを設置して対応する。
〔注)系統:電力業界では「電力システム」(Electric Power System)のことを一般に「系統」という用語を使用する。
マイクログリッドとスマートグリッド
- [Microgrid & Smart Grid]
- 読み方-
- 内容-
通常、需要家(地域や一般家庭)で使用する電力は、電力会社側(電力系統)から需要家側への一方向の流れとなっている。また、マイクログリッドのように、地域や家庭に太陽光や風力などを利用して電力を発電しても、その地域や家庭ですべて消費してしまい、電力が不足する場合も電力系統からの電力で補うことになり、電力の流れは商用電力系統側からマイクログリッド側(需要家側)への一方向の流れとなる。これを電力の潮流と言う。一方、今後、太陽光発電や風力発電の導入量が増えると、マイクログリッド内だけでは消費し切れない余剰電力が発生する。その余剰電力は電力会社に売電することになる。その場合、電力の流れは、マイクログリッド側(需要側)から商用電力系統側への流れとなる(逆潮流)。このような場合は、電力系統側と需要家側の双方(潮流/逆潮流)を制御・管理する必要があるが、これを実現するのがスマートグリッドである。
マルウェア
- [Malware]
- 読み方-
- 内容ウィルスやワームのような悪意のある不正ソフトウェアの総称
ウィルスやワームのような悪意のある不正ソフトウェアの総称。「Malicious」〔悪意(敵意)のある〕という用語と「Software」を組み合わせた合成語。