米の系統用蓄電池市場に参入、九州電力
需給調整ノウハウ吸収し国内展開も視野2026年1月8日 (木曜) 14:45
九電子会社が米Spearmintと共同事業
九州電力株式会社(以下、九州電力)のグループ会社である株式会社キューデン・インターナショナル(以下、キューデン・インターナショナル)は、米国テキサス州での蓄電池事業に参画する(写真1)。同事業は現地で蓄電池開発を手掛ける米Spearmint Energy(以下、Spearmint)との共同事業であり、九電グループとしては米国における初の蓄電池事業への出資となる。2026年1月に蓄電池の商業運転開始を予定している。2026年1月8日に発表した。
テキサス州で計400MWhの大規模開発を推進
米国では、再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力の安定供給と需給調整が課題となっており、大規模蓄電池の更なる活用が期待されているという。キューデン・インターナショナルが参画する事業では、出力100MW、容量200MWhの蓄電池設備を米国テキサス州の2地点それぞれに設置する(図2)。合計出力200MW、合計容量400MWhの大規模設備を活用し、電力需要のピーク時に再生可能エネルギー(再エネ)由来の電力を放電することで、火力発電の稼働抑制とCO2排出削減につなげるとする。
蓄電池市場が先行する米国での事業運営を通じて得られる知見や運用ノウハウを、将来的に日本国内での再エネ導入に伴う電力需給調整にも活用していく方針だ。
九電グループは、これまで培ってきた技術力と経験を活かし、「九電グループ経営ビジョン2035」および「九電グループ カーボンニュートラルビジョン2050」の実現を目指している。今回の米国蓄電池事業への参画は、その一環として位置付けられている。今後、海外市場での事業展開により、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを強化していくとしている。