塗料のカーボンフットプリントを法人顧客に提供、日本ペイント
第三者認証に基づく算定サービス「SUSTAINA SYSTEM」を開始2026年1月5日 (月曜) 9:46
塗料のカーボンフットプリントを算定
日本ペイント株式会社(以下、日本ペイント)は、同社製塗料のカーボンフットプリント(CFP)を算定するサービス「SUSTAINA SYSTEM」を、2025年12月25日に開始した(図1)。第三者認証を得たCFP算定ルールを使用してCFPを算定し、客観性のある環境情報を法人顧客に提供するという。同日に発表した。
SuMPO認証のCFP算定ルールを使用
SUSTAINA SYSTEMは、(1)塗料製品自体のCFP(原材料、容器、原材料輸送など)、(2)塗装工程内で排出されるCO₂排出量、(3)塗装後の塗膜が影響を及ぼすCO₂排出量という3段階で算定する。
算定には、「商品種別算定基準(PCR)注1」に沿ったCFP算定ルールを使用する。同ルールは、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の認証を受けており、ライフサイクルアセスメントに関する国際規格「ISO 14040注2」などに準拠している。
算定対象は、塗料製品自体のCFP算定は全製品。塗装工程と塗装後は、建築用塗料である「サーモアイSi」「グランセラシリーズ」「ダンジオーラシステム」と、自動車補修用塗料「nax プライムクリヤーシリーズ」の4製品に対応する。
建設業界では、建築物のライフサイクル全体における温室効果ガス(GHG)排出量の把握と削減のニーズが高まっているという。その中で、日本ペイントは、2024年1月に、サーモアイSiのクールホワイト色を対象に、SuMPO環境ラベルプログラム「タイプⅢ環境宣言(EPD)」を取得した。その際に、SuMPOの承認に基づくCFP算定ルールを確立したという。同ルールを活用し、SUSTAINA SYSTEMを開発した。
注1:商品種別算定基準(PCR):商品カテゴリーごとに定められた環境負荷の算定ルール。これに基づき算定することで、異なる製品間での比較が可能になる。
注2:ISO 14040:製品のライフサイクル全体(原材料調達から廃棄まで)の環境負荷を評価する「ライフサイクルアセスメント(LCA)」の原則および枠組みを定めた国際規格。
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