中古EVの価値を可視化し2次流通の不安解消へ、MobiSaviと愛媛日産

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年1月6日 (火曜) 14:19

性能証明と残価保証を組み合わせた中古EVサービス開始

 株式会社MobiSavi(以下、MobiSavi)と愛媛日産自動車株式会社(以下、愛媛日産)は、中古の電気自動車(EV)に性能証明と残価保証などを組み合わせて提供するサービス「ReNew EV」の提供を開始した(図1)。同内容のサービスは国内初だという。中古EVの市場価値を可視化・担保することで、国内におけるEVの循環利用モデルの確立につなげるのが目的。両社が2025年12月25日に発表した。

図1 「ReNew EV」では、バッテリーの容量維持率(SOH)や寿命指標、実用一充電航続距離を記載した性能証明書を提供する

中古EVの品質不安を解消へ

 現在、国内の多くの中古EVは、バッテリーの劣化状況や将来的な価値の不透明さから海外へ流出する傾向にあり、国内での資源循環が課題となっている。

 これに対し、ReNew EVは、性能証明、残価保証、バッテリー性能保証、再整備の4要素を備えることで、ユーザーの品質面への不安を軽減するという。具体的には、バッテリーの容量維持率(SOH)に加え、寿命指標、実用一充電航続距離を数値化し、EV性能証明書に記載して提供する。

 同サービスに関わる取り組みは、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ2.0」に採択されている。その実証の第1弾として、2025年12月より愛媛県内企業2社への導入が完了した。愛媛綜合警備保障株式会社(以下、愛媛綜合警備保障)が「日産リーフ」を、株式会社城西自動車学校(以下、城西自動車学校)が軽EV「日産サクラ」をリース契約で導入している。

 MobiSaviと愛媛日産は、今回の先行導入を通じて制度運用やユーザーニーズを検証し、仕組みのブラッシュアップを図る。2027年度には本格的な事業化を計画しており、愛媛県内から四国全域、中国地方への展開を見据えている。


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