6. スポット市場で具体的に何をやっているか
6. スポット市場で具体的に何をやっているか
ここで、第1回の記事で紹介したスポット市場について、具体的な内容を図7に示す。

スポット市場では、1日を30分(0.5時間)単位に区切った48商品(=24時間÷0.5時間)の取引が行われている。その入札単位は「1MW」(電力量換算では30分単位のため500kWhとなる)となっている。
図7右下に横軸に電気の取引価格、縦軸に取引する電力量を示す「赤(買いの曲線)と青(売りの曲線)のグラフ」を示す。翌日の24時間分を30分ごとに取引するので、このカーブを毎日48個つくることになる。
例えば、買い入札を「30円、25円、20円」というように、価格の高い順に並べる。一方、売り入札は、「3円、5円、15円」と価格の低い順に並べ、各価格毎の入札量を入力する。
例えばA社は5円で10kWの売り、B社は13円で20万kWの買いというように順次並べていく。その結果、買いと売りの曲線が交差した点で、取引する電気の価格と量(図7に示す「約定価格・量」)が決まる。このようにすると、発電コストが安い順に発電所が稼働することになるため、国民経済的にも最適な発電所の稼働状況が実現する。
◆図6 出所
〔「卸電力取引所について」、日本卸電力取引所〕
バックナンバー
関連記事
新電力ベンチャー登場時代の「日本卸電力 取引所」の役割と課題 ≪第3回:最終回≫
2014年9月1日 0:00
電力自由化で変わる電力取引! 改革を実施する日本卸電力取引所(JEPX) ― 取引形態を刷新し「1時間前市場」を導入へ ―
2015年10月30日 0:00
240社を超えた新電力ベンチャー登場時代の「日本卸電力取引所」の役割と課題 ─第1回─
2014年7月1日 0:00
NEC、電力小売事業者向けに顧客情報管理機能や電力の需給管理機能を提供するクラウドサービスを発売
2015年11月12日 0:00
「容量市場」「需給調整市場」は競争市場になり得るか
2020年7月11日 0:00
石油・ガス/電気料金の高騰時代にコーポレートPPAは救世主となれるか!?
2022年6月12日 0:00



