Bで始まるスマートグリッド用語

2014年10月29日 14:48

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B2G

  • [Building to Grid]
  • 読み方ビー・ツー・ジー
  • 日本語訳商用ビルから電力網までの技術を審議するグループ

NIST[→]の傘下にあるSGIP(スマートグリッド相互運用性パネル、2009年11月発足[→])の分野専門ワーキンググループ(Domain Expert Working Group)内に設置されている。

BACnet

  • [Building Automation and Control Networking protocol]
  • 読み方ビー・エー・シー・ネット
  • 日本語訳ビル・オートメーション/制御ネットワークプロトコル

ビル・オートメーション/制御用ネットワークプロトコル規格(非IP のレイヤ3〜レイヤ7 プロトコル)。

ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会[→])で策定されANSI[→]、ISO/IECで標準化された規格標準化された規格。IP ネットワークとは完全に独立したフィールドバス[→]規格で、RS-422[→]、RS-485[→]、Ethernet などの回線を使って、ビル・オートメーション・システムを構築する。

BACnet/IP

  • [Building Automation and Control network/Internet Protocol]
  • 読み方ビー・エー・シー・ネット/アイ・ピー
  • 日本語訳IP対応のBACnetプロトコル

IP ネットワークでフィールドバス通信を行うためのBACnet 規格(IP 対応のレイヤ5〜レイヤ7 プロトコル)。

ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)によって標準化された、広域的利用ではなく、主に同一ビルのLAN 内の通信で利用される規格。

BACnet/WS

  • [Building Automation and Control network/Web Service]
  • 読み方ビー・エー・シー・ネット/ダブリュー・エス
  • 日本語訳Webサービス対応のBACnetプロトコル

Web サービス(WS)技術とファシリティ(設備)システムとの整合性を高めるために、ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)で標準化されたプロトコル(IP 対応のレイヤ7 プロトコル)。SNMP[→]と同じように、ネットワークを介して遠隔地からデータ取得を可能にする。

BCP

  • [Business Continuity Plan]
  • 読み方ビー・シー・ピー
  • 日本語訳事業継続計画

企業が、災害などの緊急事態に直面しても、その企業の中核となる事業を素早く復旧させ、継続させることによって、企業を守ること。

BEMS

  • [Building Energy Management System]
  • 読み方ベムス
  • 日本語訳ビルエネルギー管理システム

スマートオフィスやスマートビル等において、空調や照明などのエネルギー使用状況を把握し、管理・制御することによってエネルギー消費量の削減を図るシステム。スマートハウスの中核技術であるHEMS[→]に対応する装置。

現在導入されている多くのBEMS は、オフィスビルのエネルギー情報などを集計して1日に1回(多くて数回)程度、ビルの監視センターにデータを一括してデータを転送(片方向通信)し処理する方式である。また、ビルごと特化し、ベンダごとに設計され作られているなど、共通の通信仕様(オープン・プロトコル)が存在していなかった。しかし、2011年2月にスマートグリッド用のオープンなプロトコル「IEEE 1888」が標準化されたところから、マルチベンダ環境(さらに双方向通信環境)で新しいビルエネルギー管理システム(BEMS)が構築できるようになった。このIEEE 1888の環境では、既設のBEMSとも連携可能なため、すでに新しい導入が始まっている。

BGE

  • [Baltimore Gas and Electric Company]
  • 読み方ビー・ジー・イー
  • 日本語訳ボルチモア・ガス&電気会社

ボルチモア・ガス&電気会社(米国メリーランド州ボルチモア)

Bluetooth

  • -
  • 読み方ブルー・トゥース
  • 日本語訳IEEE 802.15.1標準規格に基づく近距離無線技術

2.4GHz帯でFHSS[→](周波数ホッピング方式)を採用したノイズに強い技術で、Bluetooth SIG[→]でBluetooth 規格の策定や認証が行われている。用途に応じていろいろなバージョンがある。各バージョンは次のとおり。

  1. Bluetooth 1.1/1.2

    非対称通信:下り723.2kbps/ 上り57.6kbps、対称通信:432.6Kbps

  2. Bluetooth2.0/2.1

    非対称通信:下り723.2kbps/ 上り57.6kbps、対称通信:432.6Kbps

  3. Bluetooth2.0/2.1+EDR

    非対称通信: 下り2178.1kbps/ 上り177.1kbps、対称通信:1306.9kbps

  4. Bluetooth3.0

    非対称通信:下り723.2kbps/ 上り57.6kbps、対称通信:432.6Kbps

  5. Bluetooth3.0+EDR

    非対称通信:下り2178.1kbps/ 上り177.1kbps、対称通信:1306.9kbps

  6. Bluetooth 3.0+HS

    非対称通信:下り2178.1kbps/ 上り177.1kbpsまたは24Mbps

  7. Bluetooth 4.0

    1Mbps(省電力型)

  8. Bluetooth 4.0+HS

    1Mbps または24Mbps

なお、通信範囲は、クラス1(高出力)で100m、クラス2(低出力)で10mとなっている。

(注1)EDR:Enhanced Data Rate(拡張高速版)
(注2)HS:High Speed〔高速版:Wi-Fi のMAC 層/ 物理層(OFDM[→])対応〕
(注3)Bluetooth 3.0+HS は、①物理層/MAC 層として「従来からのBluetooth 方式」(IEEE 802.15.1の物理層/MAC 層)に加えて、② 24Mbps の高速を実現するための「無線LAN 方式(Wi-Fi)」(IEEE802.11 の物理層/MAC 層)のどちらも使える仕様(デュアルモード仕様)となっている。
(注4)Bluetooth 4.0(1Mbps)は、携帯電話、家電、ヘルスケア、自動車、スマートハウス(スマートグリッド)向け規格。他のBluetooth規格と異なり、省電力化(ローエネルギー)を図っているため、「BLE」(Bluetooth Low Energy)とも呼ばれる。
(注5)Bluetooth 4.0+HS は、1Mbps(Bluetooth 4.0)と24Mbps(Wi-Fi)のデュアルモード仕様。

Bluetooth SIG

  • [Bluetooth Special Interest Group]
  • 読み方ブルー・トゥース・エス・アイ・ジー
  • 日本語訳Bluetoothを開発・推進する団体

各種の携帯機器を接続する近距離無線技術「Bluetooth」の無線技術開発を推進し、それらを商品化している通信、コンピュータ、自動車、ネットワーク業界などの企業で構成される、非公開の非営利団体。1998 年9 月設立。会員数は15,158社(日本企業:736 社、2011年10月31日時点)。プロモーターはエリクソン、インテル、レノボ、マイクロソフト、モトローラ、ノキア、東芝の7社。なお、Bluetooth 4.0の用途の拡大と互換性に関する認知を広めるため、Bluetooth SIGは、次の2つの新しいトレードマーク(SMART マーク)を採用することを発表(2011年10月)。

  1. Bluetooth Smart Ready」:Bluetooth 4.0デュアルモード技術を実装した機器に付けられるマーク(例:携帯電話、スマートフォン、タブレット、パソコン、テレビ等)。
  2. 「Bluetooth Smart」:Bluetooth 4.0シングルモード技術(ローエネルギー技術のみ)を実装した機器に付けられるマーク。具体的には、ボタン電池で動作し特定の情報を収集するために設計された機器(例:心拍モニターや万歩計などのセンサー型機器)。

BoF

  • [Birds of a Feather]
  • 読み方ボフ
  • 日本語訳IETFの用語「同好の士の集まり」

IETFの用語で、「同じ羽毛の鳥」という言葉から、標準化に取り組む前に「そのテーマに関心をもつ同好の士の集まり」を意味する。

BOMA

  • [Building Owners and Managers Association]
  • 読み方ビー・オー・エムー・エー
  • 日本語訳米国のビル所有者/管理者協会

-

BPL

  • [Broadband over Power Line]
  • 読み方ビー・ピー・エル
  • 日本語訳高速電力線通信

⇒「IEEE 1901-2010標準」の項を参照

Broadband Forum

  • -
  • 読み方ブロードバンド・フォーラム
  • 日本語訳-

ブロードバンドフォーラム(旧DSL Forum)として1994年に設立。ホーム機器管理の国際標準化についての仕様策定を行う。会員数は176社(2011年10月時点)。例えば、TR-069 Amendment 3(機器管理プロトコル[→])などを策定。TR-069(Technical Report-069)とは、スマートハウスのホームゲートウェイやその下に接続されている各機器(例:家電機器やエアコンなど)等を制御するための管理プロトコルである。

buildingSmart Alliance( BSA)

  • -
  • 読み方ビルディング・スマート・アライアンス(ビー・エス・エー)
  • 日本語訳北米ビルディングスマートアライアンス

BIM(Building Information Modeling、建築情報活用手法)活用のガイドライン等を作成する組織(ワシントンD.C.)。

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