Oで始まるスマートグリッド用語

2014年10月29日 18:38

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OASIS

  • [Organization for the Advancement of Structured Information Standards]
  • 読み方 オアシス
  • 日本語訳 XMLに関連するオープンな標準技術の普及促進活動を行う非営利団体

(注)XML:eXtensible Markup Language 、拡張可能マークアップ言語

OASIS

  • [Open Access Same-time Information System]
  • 読み方 オアシス
  • 日本語訳 米国の送電サービスにおける送電電力情報公開システムに関する組織

1993年設立。100カ国600人以上の団体が参加(米国マサチューセッツ州バーリントン)。

OASIS eMIX

  • [OASIS Energy Market Information Exchange]
  • 読み方 オアシス・イー・ミックス
  • 日本語訳 OASISエネルギー市場情報交換(eMIX)技術委員会

同委員会は、低炭素、低エネルギービル、純ゼロエネルギーシステムなどを可能にし、効率的な市場の拡張を推進することを目指している。

oBIX

  • [Open Building Information Exchange]
  • 読み方 オー・ビックス
  • 日本語訳 ビルとビル施設などをWebサービスで結ぶためのプロトコル

XML標準化団体であるOASISで策定されたビルとビル施設、空調と企業アプリケーションをWeb サービスで結ぶ(情報交換する)ためのプロトコル(IP 対応のレイヤ6〜レイヤ7プロトコル)。
( 注)OASIS:Organization for the Advancement of Structured Information Standards、XML に関連するオープンな標準技術の普及促進活動を行う非営利団体

OECD

  • [Organisation for Economic Co-operation and Development]
  • 読み方 オー・イー・シー・ディー
  • 日本語訳 経済協力開発機構

1961 年設立(所在地:パリ)。民主主義と市場経済を支持する諸国(34カ国、2012年1月時点)が、持続可能な経済成長の支持、雇用の増大、生活水準の向上、金融安定化の維持、途上国の経済発展の支援、世界貿易の成長への貢献等の目的のために活動を行っている国際機関。

OFDM

  • [Orthogonal Frequency Division Multiplexing]
  • 読み方 オー・エフ・ディー・エム
  • 日本語訳 直交周波数分割多重

複数の電波(マルチキャリア)を利用して、データ(情報)を高速に送受信する方式のひとつ。データを1 つの搬送波(注1)に乗せて送信する方式ではなく、お互い干渉しあわない(直交という)複数の搬送波(注2)を用いて、それぞれのサブキャリアにデータを分散させて乗せて多重化し、高速化を実現する方式。例えば、身近には、無線の802.11aや802.11n、WiMAXやLTE、有線のPLC〔IEEE 1901規格、BPL(注3)〕等に使用され高速化を実現している。
(注1)キャリア:データ信号を乗せて運ぶ電波(周波数)のこと。
(注2)マルチキャリア:マルチキャリアを構成する各キャリアをサブキャリアと言う。
(注3)BPL:Broadband Power Line、高速電力線通信。一般的にはPLCと呼ばれている。

Ofgem

  • [Office of the Gas and Electricity Markets]
  • 読み方 オフジェン
  • 日本語訳 英国ガス・電力市場規制局(1999 年6 月設立)

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OLSR

  • [Optimized Link State Routing Protocol]
  • 読み方 オー・エル・エス・アール
  • 日本語訳 アドホックネットワーク向け経路制御プロトコル

OSPF[→]のように経路を常に交換するアドホックネットワーク(AODV[→])向け経路制御プロトコル(IETF 標準)。

oneM2M

  • [one Machine to Machine]
  • 読み方 ワン・エム・ツー・エム
  • 日本語訳 M2Mに関する国際標準化組織

oneM2Mとは、M2Mの国際標準を策定する組織(2012年早期に設立される予定)。ETSI(欧州電気通信標準化機構)が、2012年1 月に、M2M向けサービス・フレームワークの標準化等をグローバルに進めるために、次の7つの標準化機関が「グローバルイニシアティブ」を設立することに合意したと発表したが、具体的には、「oneM2M」という名称の標準化組織となった。7つの標準化機関は、SDO(Standards Development Organization)と呼ばれ、各機関は、ARIB(日本)、ATIS(米国)、CCSA(中国)、ETSI(欧州)、TIA(米国)、TTA(韓国)、TTC(日本)などである。

OPC-UA

  • [OPC -Unified Architecture]
  • 読み方 オー・ピー・シー-ユー・エー
  • 日本語訳 XML/Webサービスを基盤としたOPCの新仕様

情報インフラとして普及しているXML/Webサービスを基盤としたOPCの新仕様。OPC〔マイクロソフトのCOM/DCOM(ソフトウェア基盤の一種)〕を利用した標準インタフェース仕様である。OPC は、以前はOLE for Process Controlの略語であったが現在はOPC と呼ぶ。

OpenADE

  • [Open Automated Date Exchange Task Force]
  • 読み方 オープン・エー・ディー・イー
  • 日本語訳 電力消費情報を公開するためのAPIを策定するタスクフォース

UCAIug[→]内のOpenSG[→]技術委員会の下にあるSG(Smart Grid)Systemワーキンググループ内の4つのタスクフォース(作業班)のひとつ。一般家庭などの電力需要家が、自分の家庭で消費した電力使用量等に関するデータに対し、第三者からのアクセスを許可する場合や、その需要家が許可し電力会社が標準のインタフェースを使用して第三者に需要家のデータを提供する場合のビジネス要件や、情報を公開するためのAPIの仕様などを策定するタスクフォース。
また、電力会社とオフィス・家庭などの需要家との間で、電力の負荷制御や料金表示などをするための通信メッセージ交換の標準なども策定している。

OpenADR

  • [Open Automated Demand Response Task Force]
  • 読み方 オープン・エー・ディー・アール
  • 日本語訳 料金表示など通信メッセージ交換標準を策定するタスクフォース

UCAIug[→]内のOpenSG[→]技術委員会の下にあるSG(Smart Grid)Systemワーキンググループ内の4つのタスクフォース(作業班)のひとつ。電力会社とオフィス・家庭などの需要家との間で、料金表示や直接負荷制御(家電機器やエアコンの制御)をするための通信メッセージ交換の標準を策定するタスクフォース。

OpenAMI-Enterprise

  • [Open Advanced Metering Infrastructure- Enterpriseタスクフォース]
  • 読み方 オープン・エー・エム・アイ-エンタープライズ
  • 日本語訳 低コストAMI網とDRソリューションの実現などを行うタスクフォース

UCAIug[→]内のOpenSG[→]技術委員会の下にあるSG(Smart Grid)Systemワーキンググループ内の4つのタスクフォース(作業班)のひとつ。低コストなAMI[→]ネットワークとDR(デマンドレスポンス[→]、電力需給の制御)ソリューションの実現や、その拡張機能の開発および普及促進を行うタスクフォース。具体的には、電力会社の業務システムとMDMS([→]検針データ管理システム)の間の情報交換や制御を行うための仕様の策定などを行う。MDMS(Meter Data Management System)とは、検針データ管理システムのことで、一般家庭などの需要家から収集した電力消費状況などのデータを管理し、より詳細な分析を行う電力会社側の管理システムである。

OpenHAN

  • [Open Home Area Networkタスクフォース]
  • 読み方 オープン・ハン
  • 日本語訳 HANの標準仕様を策定するタスクフォース

UCAIug[→]内のOpenSG[→]技術委員会の下にあるSG(Smart Grid)Systemワーキンググループ内の4つのタスクフォース(作業班)のひとつ。家庭内に設置され相互接続された各機器を、スマートメーターから制御するためのHAN(ホームネットワーク)の標準仕様を策定する。

OpenSG

  • [Open Smart Grid Subcommittee]
  • 読み方 オープン・エス・ジー
  • 日本語訳 UCAIug内に設立された技術委員会

UCAIug(電力会社ユーザーグループ[→])内に設立された技術委員会(2009年設立)。
スマートグリッドの要件を整理して仕様書にまとめるため、下記の4つのワーキンググループ(WG)が設立されている。
(1)SG(Smart Grid)Securityワーキンググループ
(2)SG(Smart Grid)Communicationsワーキンググループ
(3)SG(Smart Grid)Systemsワーキンググループ
(4)SG(Smart Grid)Conformityワーキンググループ
具体的には、市場に受け入れられやすいように、低コストで、オープンスタンダードをベースにしたAMI やデマンドレスポンス[→]の仕様を策定する。各WG の下には、実際の作業班であるタスクフォースがある。

ORNL

  • [Oak Ridge National Laboratory]
  • 読み方 オー・アール・エヌ・エル
  • 日本語訳 米国エネルギー省傘下の国立オークリッジ研究所

マルチプログラム科学と技術に関する研究所(米国テネシー州オークリッジ)。

OSCRE

  • [Open Standards Consortium for Real Estate]
  • 読み方 オー・エス・シー・アール・イー
  • 日本語訳 不動産EDIの国際的な推進を進める団体

不動産EDI(Electronic Data Interchange、電子データ交換)の国際的な推進団体。不動産EDIが普及することにより、不動産分野におけるデータ交換を効率的に行うことを目的としている。

OSGi

  • [Open Services Gateway initiative]
  • 読み方 オー・エス・ジー・アイ
  • 日本語訳 Javaベースのサービスプラットフォーム技術

OSGiアライアンスにおいて標準化が進められている、Javaベースのサービスプラットフォーム技術。名称のOSGi は、1999年の発足時当初はOpen Services Gateway initiativeの略称であった(現在はOSGi自体を固有名詞としている)。ホームネットワークとホームゲートウェイのようなシステムを構築するための技術として開発された。このため、ホームゲートウェイ(HGW)やサービスゲートウェイ(SGW)にOSGi が搭載されることが多い。OSGi では、「バンドル」(Bundle)と呼ばれる「アプリケーションに相当する実行単位」でサービスを提供する。

OSGi Alliance

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  • 読み方 オー・エス・ジー・アイ・アライアンス
  • 日本語訳 OSGiアライアンス

1999 年設立。会員数は、142社(2011年10月時点)。遠隔から管理できるJavaベースのサービスプラットフォームOSGi」仕様を定義し、普及させることなどを目的としている。具体的には、次のような仕様の策定が行われている。
(1)OSGi のコア部分の仕様
(2)エンタープライズ分野のための仕様
(3)ホームネットワークのための仕様
(4)車載機器のための仕様
(5)携帯電話機のための仕様

OSGP

  • [Approves Open Smart Grid Protocol]
  • 読み方 オー・エス・ジー・ピー
  • 日本語訳 ETSIが承認したオープンスマートグリッドプロトコル

ETSI(欧州電気通信標準化機構)がスマートグリッド用に承認(2012年1月)したオープンスマートグリッドプロトコル。このOSGPのオリジナルは、ESNA(Energy Services Network Association、エネルギーサービスネットワーク協会。オランダ)のプロトコルをベースに、次の2つの仕様で構成されている。
(1)グループ仕様:GS OSG 001ETSIの「Open Smart Grid Industry Specification Group」で策定されたアプリケーション層のプロトコル仕様で、複数の通信媒体上で使用できる。デマンドレスポンスやピーク負荷管理などを行う。
(2)技術仕様:TS 103 908 ETSIの「TC PLT」(Technical Committee for Powerline Telecommunications)で策定された、電力線通信規格(PLT:Powerline Telecommunication)で、スマートメーター向けの狭帯域電力線通信の仕様である。

OSI

  • [Open Systems Interconnection]
  • 読み方 オー・エス・アイ
  • 日本語訳 開放型システム間相互接続

開放型システム間相互接続。ISOで定義された異機種システム(コンピュータ等)間のデータ通信を実現するための7階層のデータ通信システム用のプロトコル(通信規約)体系。
具体的には、〔レイヤ1:物理層〕、〔レイヤ2:データリンク層(MAC 層)〕、〔レイヤ3:ネットワーク層〕、〔レイヤ4:トランスポート層〕、〔レイヤ5:セッション層〕、〔レイヤ6:プレゼンテーション層〕、〔レイヤ7:アプリケーション層〕の7 階層(7レイヤ)が定義されている。

OSPF

  • [Open Shortest Path First]
  • 読み方 オー・エス・ピー・エフ
  • 日本語訳 ルーティング(経路制御)・プロトコルのひとつ

ISP(インターネットサービスプロバイダ)などが運用する自律システム(AS:Autonomous System)内部などで使われるIGP(Interior Gateway Protocol、内部ゲートウェイ・プロトコル)。IETF 標準。

OSS

  • [Operation Support System]
  • 読み方 オー・エス・エス
  • 日本語訳 通信網の運用支援システム

OSS(通信網の運用支援システム)には、(1)障害(Fault)管理、(2)構成(Configuration)管理、(3)課金(Accounting)管理、(4)性能(Performance)管理、(5)セキュリティ(Security)管理の、5 つの機能があるため、それぞれの頭文字をとってFCAPS とも言われる。

OSTP

  • [White House Office of Science and Technology Policy]
  • 読み方 オー・エス・ティー・ピー
  • 日本語訳 米国・大統領府(ホワイトハウス)の科学技術政策局

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