2015年11月16日、東日本電信電話株式会社(以下:NTT東日本、東京都新宿区、代表取締役社長:山村 雅之)は、2015年4月22日に発表した事業者向けのHEMS※1サービス「フレッツ・ミルエネ事業者向けプラン※2」について、2015年度第3四半期提供開始予定としていた、サーバー間連携によりエンドユーザーの電力使用データを事業者に短時間で提供する「電力データ流通機能」を提供開始することを発表した。
また、事業者向けの新機能として、パソコンやタブレット端末のブラウザに表示するサービス提供画面における背景画像やロゴなどのデザインを事業者の要望に応じて変更する「画面カスタマイズ機能」も同日より提供する。
それぞれの機能の概要は次の通り。
◆機能概要
- 電力データ流通機能:
スマートメーターから収集する計測間隔の短いBルート※3データ(エンドユーザーの電力使用データ)を、サーバー間連携により事業者に短時間で提供する。事業者はこのデータの活用によって、効率的な電力の需給管理や魅力的なサービス・料金プランの提供につなげることが可能となる(図1参照)。
図1 サービスイメージ
- 画面カスタマイズ機能:
事業者要望に応じて、パソコンやタブレット端末のブラウザに表示するサービス提供画面における背景画像やロゴ等のデザインが変更可能となる。事業者側で準備した素材をNTT東日本側で設定する。その他、ログイン画面のお知らせ文や、電力変動お知らせ機能※4におけるメール通知文等のカスタマイズも可能とする(図2参照)。
図2 カスタマイズ例(左:標準画面、右:カスタマイズ画面)
同機能の利用については、「フレッツ・ミルエネ事業者向けプラン」の契約が必要となる。
※1 Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム):家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム。
※2 「フレッツ・ミルエネ」のサービス概要、フレッツ・ミルエネ事業者向けプラン」の概要を参照
※3 スマートメーターとHEMS機器間の通信ルート
※4 電力変動お知らせ機能の詳細は「フレッツ・ミルエネ」のサービス概要を参照
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NTT東日本