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三菱電機、ユーブロックス社と「センチメータ級測位補強サービス」対応の自動車向け受信チップの開発で連携

2016/09/30
(金)
SmartGridニューズレター編集部

2016年9月30日、三菱電機株式会社(以下:三菱電機、東京都千代田区、執行役社長:柵山 正樹)は、準天頂衛星システムの利用拡大を推進するために、自動車向け測位用・ワイヤレス通信用半導体メーカーの u-blox AG(以下:ユーブロックス社、スイス・タルウィル)と、「センチメータ級測位補強サービス」対応の自動車向け受信チップの開発において連携することを合意した。

連携の背景
内閣府宇宙開発戦略推進事務局が現在整備を進めている準天頂衛星システムの提供サービスの一環として、センチメータ級の高精度測位を可能とする「センチメータ級測位補強サービス(以下:CLAS)」※1の開始が2018年度から予定されており、自動車の安全運転支援や自動運転をはじめとするさまざまな分野での利用が期待されている。
CLASは、準天頂衛星から配信される測位補強データ(L6信号)※2を受信することで利用できる。そのため、三菱電機はユーブロックス社のL6信号対応の自動車向け受信チップ開発に技術支援を行っていく。

連携の内容と今後の展開
CLASを開発した三菱電機が保有する高度な衛星測位技術と、ユーブロックス社の保有する自動車分野における豊富なチップ開発のノウハウを生かして、ユーブロックス社がL6信号対応の自動車向け受信チップの開発を計画する。三菱電機は、L6信号対応の受信チップを高精度ロケータ※3などに適用して、自動車の安全運転支援や高精度な自動運転など自動車分野へ展開するとともに、さまざまな分野における準天頂衛星システムの利用拡大を予定する。


※1 Centimeter Level Augmentation Serviceの略称

※2 準天頂衛星から送信される6つの信号の1つで、中心周波数は1278.75MHz

※3 自動車の自車位置を高精度に推測する車載ユニット

■リンク
三菱電機

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