名古屋工場でGHG実質ゼロ、ポッカサッポロがエネルギー転換
カーボン・オフセット都市ガスと非化石証書を活用2026年1月20日 (火曜) 14:21
名古屋工場のGHG排出量を実質ゼロに
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社(以下、ポッカサッポロ)は、名古屋工場で使用するエネルギーを、カーボン・オフセット都市ガス注1および実質再生可能エネルギー電力へと全面的に切り替えた。これにより、温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにしたとする。2026年1月16日に発表した。
クレジット・証書でGHG排出量を相殺
名古屋工場は、「キレートレモン」などの飲料製品や「ポッカレモン」「粉末スープ」などの食品を生産し、品質と環境負荷低減を両立するため、脱酸素製法や交流高電界殺菌システムなどの技術を導入している。2003年には、それまで使用していたA重油から都市ガスへ転換した。同年に貫流ボイラーを導入し、2021年にはすべてのボイラーを貫流ボイラーに切り替えた。2023年には、PPA(電力購入契約)モデル注2による太陽光発電を開始した。
今回、工場で使用する都市ガスを、天然ガスの採掘から燃焼に至る工程で発生する二酸化炭素(CO2)をクレジットで相殺した「カーボン・オフセット都市ガス」に切り替えた。あわせて、使用電力についても非化石証書などの活用によって100%実質再生可能エネルギーへと転換した。これらにより、GHG排出量とクレジット・証書による削減・吸収量を相殺し、排出量を実質ゼロにしたとする。
ポッカサッポロの親会社であるサッポロホールディングスは、「サッポログループ環境ビジョン2050」で、2050年のSCOPE1、SCOPE2、SCOPE3で温室効果ガス排出量ネットゼロを目指している。また、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアチブ「RE100注3」に加盟している。今回の名古屋工場におけるエネルギーの切り替えは、こうした取り組みの一環である。
注1:カーボン・オフセット都市ガス:天然ガスの採掘から燃焼までの工程で発生するCO2を、信頼性の高い検証機関が認証したCO2クレジットにより相殺した都市ガス。
注2:PPA(Power Purchase Agreement)モデル:発電事業者が需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置・所有し、発電された電気を需要家に供給するモデル。需要家は初期投資なく再エネを導入できる。
注3:RE100(Renewable Energy 100%):事業運営に必要な電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す、企業連合による国際的なイニシアチブ。