タステック・レンタリースは、アメリカTesla社の「Model X 90D」と「Model S75」のレンタルを開始すると発表した。
タステック・レンタリースは2017年4月24日、アメリカTesla社の電気自動車「Model X 90D」と「Model S75」のレンタルを開始すると発表した。25日から開始の予定。首都圏エリアのオリックスレンタカー18店舗で利用できる。タステック・レンタリースは、オリックスレンタカーを運営するオリックス自動車とフランチャイズ契約を結んでいる企業。主に輸入車や高級国産車をレンタル提供している。Tesla社のModel Xをレンタカーで提供するのは国内大手レンタカーでは初めてのことだという。
Model X 90Dは、Model Xに蓄電容量90kWhのリチウムイオン蓄電池を搭載し、4輪駆動とした車種。満充電の状態でおよそ489kmの走行が可能。最高速度は250kmで、停車状態から5秒で100km/hまで加速する。日本で購入するとその価格は1210万円(税、諸費用別)にもなる高級車だ。
図 Tesla社のModel X
出所 Tesla社
Model S75は、Model Sの標準的な車種で、蓄電容量75kWhのリチウムイオン蓄電池を搭載している。満充電の状態でおよそ480kmの走行が可能。最高速度は225km/hで、停車状態から5.8秒で100km/hまで加速する。日本で購入すると900万円(税、諸費用別)だ。
図 Tesla社のModel S
出所 Tesla社
Model X 90Dのレンタル料金は6時間で4万2120円(税込:以下同様)、12時間で5万8860円、24時間で7万200円。以降、1日追加で5万780円。1時間追加で1万260円。
Model S75のレンタル料金は6時間で3万240円、12時間で4万1040円、24時間で4万9680円。以降、1日追加で3万5100円。1時間追加で7020円。
提供店舗は以下の18店舗。渋谷駅西口店、学芸大学駅前店、武蔵中原店、品川駅港南口店、田町駅前店、新橋内幸町店、羽田空港店、赤坂店、千歳船橋駅前店、川崎駅西口店、天王洲アイル店、柿生駅前店、戸田店、木場公園店、蒲田駅東口店、上井草駅前店、綾瀬駅前店、池袋駅西口店。電話予約のみ受け付ける。どちらも高価でなかなか手が出ない上、日本国内ではめったにお目にかかれない車種だ。「未来の自動車」を体験してみたい方はレンタルしてみてはいかがだろうか。
関連記事
日産が新型LEAFを発表、2018年には蓄電容量とモーター出力を向上させたモデルを投入予定
2017年9月7日 0:00
「ギガファクトリー」が稼働開始、2018年には年間生産量が35GWhに
2017年1月11日 0:00
Jaguar Land Rover、2020年以降の新車種すべてにモーターを搭載することを発表
2017年9月11日 0:00
Teslaが新型EV「Model 3」の生産を開始、7月28日には納車セレモニー開催へ
2017年7月5日 0:00
RFIDの基礎と最新動向(13):電子マネーとしての非接触ICカード(その2)Suicaの歴史・前編
2007年7月26日 0:00
Daimler、「メルセデス・マイバッハ」ブランドのEVコンセプトカーを披露
2017年8月21日 0:00