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近畿日本鉄道、約7MWhの大容量蓄電池システムの運用を開始ーVPPにも参加

2019/03/26
(火)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

近畿日本鉄道は、同社が運行する「奈良線」の「東花園変電所」(大阪府東大阪市)に大容量蓄電池システムを設置し4月1日から本格運用を開始すると発表した。

近畿日本鉄道は2019年3月26日、同社が運行する「奈良線」の「東花園変電所」(大阪府東大阪市)に大容量蓄電池システムを設置し4月1日から本格運用を開始すると発表した。蓄電池システムの出力は4.2MW(4200kW)で、蓄電容量は約7MWh(7098kWh)。通常時はピークカットに利用し、停電時の非常用電源としても利用する。さらに、関西電力が中心になって進めている関西バーチャルパワープラント(VPP:Virtual Power Plant)プロジェクトにも参加する。

図 近畿日本鉄道が設置した大容量蓄電池システム

図 近畿日本鉄道が設置した大容量蓄電池システム

出所 近畿日本鉄道

通常は、電力系統から電力の消費が少ない時間帯に蓄電池システムに充電し、電力消費量が多いときに充電した電力を放出して、電力系統からの受電量を最小化する。VPPで消費電力を抑えるよう制御信号を受け取ったときも、蓄電池システムに充電した電力を放出する。

大規模停電などで、電力系統から電車の架線への電力供給が途絶えたときは、蓄電池システムに充電した電力を駅や信号設備に供給する。また、地下区間やトンネル内で停車した列車にも電力を供給し、最寄り駅まで移動させて乗客の安全を守るとしている。

今回運用を始めた大容量蓄電池氏システムは、経済産業省資源エネルギー庁による2018年度の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(VPP)構築実証事業補助金」を利用して設置した。補助金は関電エネルギーソリューションと共同で申請したという。


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近畿日本鉄道

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