インテルが目指す電力・エネルギー業界への戦略
写真2 インテルコーポレーション ディレクター マイク・ベイツ(Michael Bates)氏
出所 編集部撮影
現在、世界各国で電力・エネルギー改革への取り組みが活発化しているが、日本においても、2016年4月の電力に続いて、2017年4月にガスの小売全面自由化が予定されるなど、新しい市場競争が始っている。
このような新しい波に対応して、インテルは、電力・エネルギーの分野において、
①サプライチェーン管理システム
②スマートグリッドによる電力の効率的利用
③電力の需要予測に基づいた電力設備の効率的な運用と最適化
④発電設備や送配電網などの設備保全や故障予測による設備メンテナンスのコストの削減
⑤現場で安全に作業ができる環境の提供
⑥家庭内のIoTデバイスとホーム・コントローラによって人々が安全に快適に便利に暮らせるスマートホームのソリューション
なども全世界の市場へ提供している。
インテルは、すでにIoT時代に対応して図3に示すような、「インテルIoTプラットフォーム」を発表し注3、これによってIoTシステムを構築する共通基盤を提供している。
図3 インテルIoTプラットフォームの構成
出所 インテルコーポレーション ディレクター マイク・ベイツ氏の講演資料より、2016年7月14日、http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/internet-of-things/videos/iot-platform-animation-video.htmlをもとに編集部で作成
▼ 注3
White Paper:The Intel IoT Platform, http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/internet-of-things/white-papers/iot-platform-reference-architecture-paper.html