IoT技術とHEMS、クラウド連携による新たなビジネスの可能性
ここ2~3年来の未解決事項であった「スマートハウスへはHEMS機器が必要であるが、顧客にとってHEMSによるメリットのある具体的なサービスは何か」という課題は、これらハウスベンダのようなアプローチによって、解決されることが期待されている。今後は、
- 需要家宅(スマートハウス)に設置されているHEMS機器のデータやその行動履歴を収集すること
- 各種センサー情報をクラウドへ提供することによって、より豊かな生活に必要なサービスを提供する仕掛けを完成させること
などが課題になる。このようなサービスを提供するには、需要家宅のさまざまなデータをその地域情報(例:自治体情報)と融合させることも、重要なポイントになる(図4)。
(後編に続く)
図4 住宅分野におけるIoTの活用
出所 筆者作成