セブン－イレブン本社内の店舗で、東芝の純水素燃料電池が稼働開始
2018年1月25日 0:00
東芝エネルギーシステムズは、純水素燃料電池システムを「セブン－イレブン 千代田二番町店」に納入し、運転を開始したと発表した。
東芝エネルギーシステムズは2018年1月25日、同社の純水素燃料電池システム「H2Rex」を「セブン－イレブン 千代田二番町店」に納入し、運転を開始したと発表した。同社がコンビニエンスストアに純水素燃料電池システムを納入するのはこれが初の例になるという。
図 東芝エネルギーシステムズがセブン－イレブン 千代田二番町店に納入した純水素燃料電池システム「H2Rex」
出所 東芝エネルギーシステムズ
セブン－イレブン 千代田二番町店はセブン－イレブン・ジャパン本社内にあり、同社はこの店舗を「ひとと環境にやさしい店舗」と位置付け、太陽光発電システムや低消費電力の設備を導入している。また同社は、水素ステーションを併設した店舗を東京都内、愛知県、宮城県に開店するなど、エネルギーとしての水素の利用に積極的だ。
今回運転を始めた純水素燃料電池システムは出力が700W。店舗が送電網から受電する電力量を減らし、コスト削減に貢献するという。燃料となる水素は岩谷産業がボンベに入れた形で供給する。
東芝エネルギーシステムズは今後、純水素燃料電池システムをコンビニエンスストアだけでなくホテルや自治体などさまざまな施設に納入することを目指すとしている。
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