パシフィコ・エナジーは2018年2月2日、岐阜県郡上市に大規模太陽光発電所(メガソーラー)「美並(みなみ)メガソーラー発電所」の建設を開始したと発表した。2019年7月に運転開始の予定。設計、調達、施工(EPC:Engineering、Procurement、Construction)は東洋エンジニアリングが担当し、発電所の運営は特別目的会社「パシフィコ・エナジー美並合同会社」が担当する。
図 「美並メガソーラー発電所」の完成予想図
出所 パシフィコ・エナジー
発電所の建設予定地は元々ゴルフ場として利用していた土地。環境に配慮して、土地の大規模造成はせず、元の地形を活かして発電所を建設する。土地は、パシフィコ・エナジー美並合同会社が地上権を設定し、地権者から借りる。この敷地に中国Trina Solarの太陽光発電モジュールをおよそ15万枚並べる。パワーコンディショナーはフランスSchneider Electricの製品を使用する。
合計出力は約55MW(5万5000kW)。パシフィコ・エナジーは年間発電量を約55GWh(5500万kWh)と予想している。設備利用率を計算するとおよそ11.4%。年間でおよそ3万トンのCO2削減効果を見込めるという。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して、全量を中部電力に売電する。売電単価は非公開。
ちなみにパシフィコ・エナジーは現在、宮崎県で出力96MW、岡山県で出力257MW、福島県で42MWのメガソーラーを建設中だ。
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パシフィコ・エナジー