ロームは2016年12月6日、IoT機器やスマートメーターに向けた通信規格である「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」通信機能を持つ通信ボード「BP35C0-T01」とUSBドングル「BP35C2」の、インターネット販売を始めた。1個から個人でも購入できる。ロームが開発した無線通信モジュール「BP35C0」を搭載したもので、Wi-SUNの通信機能に対応するファームウェアを書き込んである。
図 「BP35C2」(上)と「BP35C0-T01」(下)
出所 ローム
Wi-SUNプロファイルの中でも、スマートメーターとの通信に利用する「Bルート」と家庭内の通信に向けたプロファイル「HAN」に対応する。HEMS(Home Energy Management System)やWi-SUN HAN通信に対応する家電に利用できる。
ボード型の「BP35C0-T01」はセンサーなどほかの機能を持つチップやボードと組み合わせて、試作ができる。USBドングル型の「BP35C2」はUSB端子を持つパソコンやホームゲートウェイに差し込むことで、簡単にWi-SUN通信機能を付け加えることができる。
販売しているサイトはチップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ)、アールエスコンポーネンツの3サイト。チップワンストップでの販売価格はBP35C0-T01が7900円で、BP35C2が1万5800円(どちらも税込)。
ロームは使い方を解説する「スタートガイド」やハードウェア仕様書、コマンドリファレンスマニュアルを同社のWebページで提供している。合わせて、ファームウェアやサンプルプログラム、解説の動画も提供している。
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