EVを蓄電池として活用し電気代を節約するV2H充放電器、ホンダアクセスが発売

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2026年5月22日 (金曜) 7:00

「V2H充放電器(Honda V2H Stand)」を2026年6月発売

 株式会社ホンダアクセス(以下、ホンダアクセス)は、電気自動車(EV)への充電と家庭への放電という2つに対応するV2H(Vehicle to Home)充放電器「Honda V2H Stand(ホンダ ブイツーエイチ スタンド)」を、2026年6月下旬より全国のHonda Carsで発売する(図1)。EVを蓄電池として活用し、電気代の削減を可能にするという。2026年5月21日に発表した。

図1 「V2H充放電器(Honda V2H Stand)」のイメージ

出所 株式会社ホンダアクセス プレスリリース 2026年5月21日、「『V2H充放電器(Honda V2H Stand)』をHonda純正として発売

最大5.9kW出力で充電短縮、最適な充放電で電気代削減

 Honda V2H Standは、EVのバッテリーに蓄えた電力を家庭に放電できるV2H注1機器である。

 EVへの充電は、急速充電ポートへの最大5.9kWの出力に対応注2し、一般的な3kW出力の普通充電器と比較して充電時間を約半分に短縮できるという。

 電気代が割安な時間帯はEVへ充電し、割高な時間帯は放電することで、電気代を削減できるとする。太陽光発電システムと組み合わせ、家庭で使いきれなかった余剰電力をEVに蓄電し、必要に応じて家庭へ放電することで、さらなる節約につながるとしている。また、停電時の非常用電源としても利用可能である。

 専用のスマートフォンアプリと連携し、外出先からの遠隔操作や充電状態の確認ができる。

 筐体は、コネクターケーブル一体型の自立式を採用しており、寸法が幅426ミリメートル、奥行き300ミリメートル、高さ1183ミリメートル、ケーブル長約7.5メートルとなっている。スリムであるため、さまざまな駐車環境への設置に対応するとしている。なお、設置には、別途本体を固定するための基礎工事が必要となる。

 対応車種は、2026年5月22日発売の「Super-ONE」をはじめ、「N-ONE e:」「N-VAN e:」「Honda e」といったホンダのEVモデルである注3

 メーカー希望小売価格は110万円(消費税込み)であり、導入の際は別途設置工事費が必要となる。製品の本体保証期間は10年である。

 ホンダアクセスは、既存の「充電インジケーター」や「普通充電器(Honda EV Charger)」といったラインアップにHonda V2H Standを加えることで、EVユーザーの充電環境構築を支援していく構えである。


注1:V2H(Vehicle to Home):電気自動車(EV)のバッテリーに蓄えられた電力を、専用の充放電器を介して住宅などの建物に供給するシステム。
注2:最大5.9kW出力:5.9kWでの充電には、電力契約の見直しが必要になる場合がある。電力契約変更なしでも、充電量を自動調整してブレーカー落ちを防ぐ。
注3:対応車種の条件:「N-VAN e:」および「N-ONE e:」において本機を利用する場合、急速充電ポートを装備(標準装備またはメーカーオプション)した車両である必要がある。

参考サイト

株式会社ホンダアクセス プレスリリース 2026年5月21日、「『V2H充放電器(Honda V2H Stand)』をHonda純正として発売」

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