SAFで航空貨物輸送のGHGを削減、古河電工・ENEOS・住友倉庫が連携
2026年5月13日 (水曜) 12:05
航空貨物輸送のGHG排出をSAFで削減
古河電気工業株式会社(以下、古河電工)、ENEOS株式会社(以下、ENEOS)、株式会社住友倉庫(以下、住友倉庫)の3社は、持続可能な航空燃料(SAF)注1の環境価値を活用し、航空貨物輸送で排出される温室効果ガス(GHG)を削減するプロジェクトを実施した(図1)。ENEOSの環境価値提供スキームを活用することで、従来のように貨物代理店が独自の管理プログラムを用意することなく、SAFの環境価値をサプライチェーン全体で一気通貫で利用できるようにしたという。2026年5月11日に発表した。
図1 本事業におけるSAF環境価値活用の連携イメージ
出所 株式会社住友倉庫 ニュース 2026年5月11日、「古河電工、ENEOS、住友倉庫、SAFを活用したGHG排出削減の取組み推進について」
ENEOSのスキームでサプライチェーン一気通貫で環境価値の利用を可能に
今回のプロジェクトは、東京都の「企業のScope3対応に向けた航空貨物輸送でのSAF活用促進事業」に住友倉庫が貨物代理店として採択され、実施した。同事業は、荷主が貨物代理店を介してSAFを利用する際の経費を支援するものである。
具体的には、貨物代理店の住友倉庫と、荷主である古河電工がSAFの環境価値売買契約を締結した。その上で、古河電工が住友倉庫に委託して輸送する航空貨物に対し、ENEOSが独自の環境価値提供スキームを適用。住友倉庫および古河電工の双方に対し、SAF利用相当量のGHG排出削減証明書を発行した。
通常、貨物代理店がSAFの環境価値を管理・運用するためには、独自の管理プログラムを構築する必要がある。今回、ENEOSの仕組みを活用することで、貨物代理店による独自プログラムを不要としながら、サプライチェーンにおける一気通貫での環境価値の利用を可能にした。
今後、古河電工、ENEOS、住友倉庫は、本事業を通じて航空輸送分野における脱炭素化を進めるとともに、サプライチェーン全体でGHG排出を削減する取り組みを継続する方針である。
注1:持続可能な航空燃料(SAF):Sustainable Aviation Fuel。廃食油、サトウキビ等のバイオマスや都市ごみ等を用いて生産される燃料で、従来の化石燃料に代わる航空燃料として期待されている。
参考サイト
株式会社住友倉庫 ニュース 2026年5月11日、「古河電工、ENEOS、住友倉庫、SAFを活用したGHG排出削減の取組み推進について」
古河電気工業株式会社 ニュース 2026年5月11日、「古河電工、ENEOS、住友倉庫、SAFを活用したGHG排出削減の取組み推進について」
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