九電が法人向けDR開始、蓄電池制御でコスト削減・収益創出
2026年5月21日 (木曜) 11:40
法人保有の蓄電池を電力需要に合わせて制御
九州電力株式会社(以下、九州電力)は、企業が保有する蓄電池を電力需要に合わせて制御するデマンドレスポンス(DR)注1により、エネルギーの利用効率を高める法人向けサービス「Enebee DR」を開始した(図1)。DRを活用することで、エネルギーコストを削減するという。2026年5月20日に発表した。
図1 「Enebee DR」の概要
出所 九州電力株式会社 プレスリリース 2026年5月20日、「Enebeeのもと展開するサービスのご紹介」
蓄電池の最適運転でコスト削減・収益創出
九州電力は、エネルギー利用に関わるソリューションを包括的に提供するブランド「Enebee」を2026年5月に開始している。Enebee DRは、同ブランドのサービス第一弾として提供する。
Enebee DRでは、蓄電池の新規販売から、設計、設置工事、運転・保守までを一括提供する。
蓄電池の設置後は、遠隔制御によって運転を最適化する。具体的には、法人の電気料金で基準となる最大需要電力を抑制することで、電力料金の削減につなげるという。また、電⼒の市場価格が低い時間帯には系統網から蓄電池へ充電し、電⼒価格が高い時間帯に放電することで収益を創出する。さらに、太陽光発電の余剰電⼒を蓄電池に充電し、需要が高まり火力発電が稼働する時間帯に放電することで、再生可能エネルギーを有効活用するという。
今後、対象を蓄電池以外の設備に拡げ、サービス展開する計画だ。また、Enebee全体としては、法人向けサービス群「Enebee Biz」を開始し、そこで太陽光オンサイトPPAや空調自動制御などのサービスを提供する。加えて、家庭向けとして、デマンドレスポンスサービス、住宅設備ECサイトなどの提供を予定している。
注1:デマンドレスポンス(DR):電力需要を減少または増加させることで需要と供給のバランスを調整する仕組み。
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