2015年9月9日、株式会社NTTPCコミュニケーションズ(以下:NTTPC、東京都港区、代表取締役社長:前沢 孝夫)と西日本電信電話株式会社(以下:NTT西日本、大阪府中央区、代表取締役社長:村尾 和俊)は、「セキュアインターネット接続プラン」を2015年9月10日から提供開始することを発表した。
両社は、NTT西日本が掲げる「スマート光ビジネス※1」の一環として、NTT西日本の「フレッツ・VPN ワイド※2」における利用シーン拡大に向けた共同検討を進めてきた。共同検討の結果を踏まえ、「フレッツ・VPN ワイド」を利用するユーザーがインターネット接続と統合的なクラウド型のセキュリティ機能を併せて利用できる「セキュアインターネット接続プラン※3」を2015年9月10日から提供開始する。
同サービスは、NTTPCがサービスを提供し、NTT西日本は、「フレッツ・VPN ワイド」などのネットワークサービスと組み合わせ、本サービスを販売取次をおこなう。提供サービスの概要は次の通り。
◆提供サービスの概要
- サービスの特徴
- セキュリティー対策の向上及びセキュリティーポリシーの統一
ファイアウォール、URLフィルター、アンチスパム機能、アンチウイルス機能などを一括して提供する。インターネットからの脅威に対し、包括的なセキュリティー対策や統一されたセキュリティーポリシーをすべての拠点に対してクラウド上から適用が可能。
- 運用保守や資産管理負担の軽減が可能
ファイアウォール機能等のサービスは、カスタマーコントロール画面から簡単に設定することができる。企業のセキュリティーポリシーに合わせた設定やログ閲覧などを簡単に行える。また、クラウド型サービスのため、セキュリティー対策や資産管理負担の軽減が可能。
- 事業継続におけるリスク低減(BCP対策)
クラウド型サービスのため、ユーザー拠点が万が一の自然災害等による被害にあってもサービスの運用を停止する可能性が低く、ユーザーのBCP対策にも有効。
- セキュリティー対策の向上及びセキュリティーポリシーの統一
- 提供機能
- インターネット接続機能
サービスは、「フレッツ・VPN ワイド」で接続された拠点からインターネットに接続可能な回線を100Mbps(ベストエフォート型※4)にて提供する。
- ネットワークUTM※5機能
サービスは、インターネット接続時に、統合的なセキュリティー機能をクラウド型サービスとして提供する。
・IPフィルター、ポートフィルター(接続端末の制限、通信先制限)
・ファイアウォール(データ監視、不正アクセスの検出・遮断)
・Webウイルスチェック、URLフィルター
(ウイルス検知・駆除、不適切なサイトへのアクセス検知・隔離)
・メールウイルスチェック、スパムメールフィルター(ウイルス検知・隔離)
・カスタマーコントロール(ユーザーによる設定変更やログ閲覧が可能)
- 利用料金(税抜)※6
- 初期費用:7万5,000円~
- 月額費用:5万7,000円~
※1 「スマート光ビジネス」:職場や仕事を利用シーンとした、企業(自治体)に向けた新たなビジネススタイルの提案による快適なビジネス環境と新たな可能性の発見に向けたNTT西日本が提唱する取り組み。
※2 「フレッツ・VPN ワイド」:NTT西日本エリアのフレッツ 光ネクストなどを利用して、複数拠点を接続することが可能なVPNサービス。
※3 「セキュアインターネット接続プラン」:「フレッツ・VPN ワイド」を利用するユーザー向けに、セキュリティ機能を具備したインターネット接続環境を提供するサービス。
※4 同サービスはベストエフォート型サービスのため、通信速度や通信品質、常時接続性を保証するものではない。設備などのメンテナンスや変更工事のため、サービスを一時中断する場合がある。
※5 UTM:複数のセキュリティー機能を一つのハードウェアに統合し、統合脅威管理(Unified Threat Management)を行うこと。同サービスはネットワーク上に機器を設置し、ユーザーは利用サービスに対して定額料を支払うクラウド型のUTMサービスとなるため、機器の購入、管理・運用は必要としない(ルーターなどのネットワークを利用の際に必要な機器は除く)。
※6 利用料金は、インターネット接続機能、ネットワークUTM機能を50IPアドレス以下にて利用した場合の料金。ユーザーの要望や構築環境により料金が変動する。