アメリカ・ニューヨーク州知事であるAndrew M. Cuomo氏は2018年8月17日(アメリカ東部標準時)、マンハッタンにある展示場「Jacob K. Javits Convention Center」にメガソーラーを建設する計画を発表した。屋上と側道に太陽光発電モジュールを並べ、最大出力1.4MW(1400kW)のメガソーラーを設置する。知事の発表に合わせてニューヨーク州電力公社は、このメガソーラーの建設工事を請け負う業者の公募を始めた。
図 Jacob K. Javits Convention Centerの屋上の様子
出所 ニューヨーク州
Jacob K. Javits Convention Centerは、ニューヨーク国際オートショーなど、多数のイベントの会場となっており、アメリカを代表する展示場の1つとなっている。その屋上の広さは約6.75エーカー(約2万7000m2)。ここに4000枚以上の太陽光発電モジュールを並べる計画だ。業者からの応募案は、Jacob K. Javits Convention Centerに代わってニューヨーク州電力公社が審査し、選定する。このメガソーラーが稼働すれば、270万ポンド(約1225トン)以上のCO2排出量削減効果が見込める。これは、地球上から262台のガソリン車を排除するのと同等の効果になるという。
ニューヨーク州のCuomo知事は、再生可能エネルギーをより積極的に活用することを目指した計画「Reforming the Energy Vision」を掲げている。計画では、誰もが安価で利用できる電力システムをニューヨーク州全体に構築することと、ニューヨーク州全体で消費する電力量の50%を、2030年までに再生可能エネルギーで発電したものに転換するとしている。
■リンク
ニューヨーク州知事のWebサイト