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Facebook、合計377MWの太陽光電力を購入へ―アラバマ州で建設中のデータセンターで消費

2018/11/05
(月)
インプレスSmartGridニューズレター編集部

Facebookは、テネシー州の電力会社であるTennessee Valley Authorityから、大規模太陽光発電所(メガソーラー)による電力の供給を受ける契約を締結したと発表した。

Facebookは2018年11月2日(アメリカ中部標準時)、テネシー州の電力会社であるTennessee Valley Authorityから、大規模太陽光発電所(メガソーラー)による電力の供給を受ける契約を締結したと発表した。Facebookはこの電力を、アラバマ州ハンツビル市に建設中のデータセンター「Huntsville Data Center」で使用する。データセンターは2020年中に運用開始の予定。

図 Facebookが建設中のデータセンター「Huntsville Data Center」の完成予想図

図 Facebookが建設中のデータセンター「Huntsville Data Center」の完成予想図

出所 Facebook

Facebookは今回の契約で、Huntsville Data Centerを運用開始の時点から100%再生可能エネルギー由来の電力で運用可能となったとしている。Tennessee Valley Authorityは、この契約に基づいて、377MW(37万7000MW)の電力をHuntsville Data Centerに供給する。

Tennessee Valley Authorityは、Huntsville Data Center専用のメガソーラーを2件新設し、発電した電力を全量供給する。1件目はアラバマ州コルバート郡に建設する予定で、最大出力は227MW(22万7000kW)。2件目はテネシー州リンカーン郡に建設予定。最大出力は150MW(15万kW)。2件のメガソーラーを合計すると最大出力は377MWとなる。

Tennessee Valley Authorityは、Facebookが2018年6月にHuntsville Data Centerの新設を発表した時点で、再生可能エネルギー供給のために協力することを明らかにしており、その時点でメガソーラーを建設する方針も示していた。


■リンク
Facebook
Tennessee Valley Authority

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