国際航業が愛知県知多郡でメガソーラー運転開始、最終処分場跡地を有効活用して地元に貢献

インプレスSmartGridニューズレター編集部

2016年12月13日 0:00

国際航業は、愛知県知多郡東浦町に建設中だった太陽光発電所「東浦ソーラーウェイ」が完成したと発表した。

国際航業は2016年12月13日、愛知県知多郡東浦町に建設中だった太陽光発電所「東浦ソーラーウェイ」が完成したと発表した。東浦町が「東浦町生路五号地メガソーラー設置に係る土地賃貸借事業」として事業者を公募していたもの。国際航業が公募に応え、東浦町が事業者として選定した。

図 東浦ソーラーウェイの全景

図 東浦ソーラーウェイの全景

出所 国際航業

建設地は元々産業廃棄物の最終処分場として利用していた土地。約2万4000m2(2.4ha)の敷地に7040枚の太陽光発電パネルを設置した。パネルはカナディアン・ソーラーの製品を使った。合計の最大出力は1865kW(約1.9MW)。国際航業は年間発電量が約207万9626kWhとなると予想している。一般世帯の年間電力消費量に換算すると、およそ386世帯分になる。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を利用して全量を中部電力に売電する。

EPC(Engineering、Procurement and Construction:設計、調達、施工)はグループ会社のJAG国際エナジーが担当した。国際航業は東浦ソーラーウェイの事業を、地元である東浦町と協力しながら進めていく意向を示している。具体的には工事、除草、維持管理などの業務の一部を地元業者に委託したり、共同で環境教育の場を作ったりという計画を明らかにしている。また、東浦ソーラーウェイには、自立運転用パワーコンディショナーと非常用コンセントを備えており、停電時の非常用電源としても使えるようになっている。


■リンク
国際航業

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