東電とGE、火力発電分野におけるIoTの共同開発・導入で基本合意
2016年9月26日 0:00
2016年9月26日、GEパワー（以下：GE、米国マサチューセッツ州、社長兼CEO：スティーブ・ボルツ）と東京電力フュエル＆パワー株式会社（以下：東電FP、東京都千代田区、代表取締役社長：佐野 敏弘）は、2016年9月23日にGEが開発した産業向けIoTプラットフォームであるPredix（プレディックス）※1を活用し、火力発電分野におけるIoTソリューションの共同での開発・導入について基本合意したことを発表した。
東電FPは、富津火力発電所4号系列（燃料：LNG、定格出力：50.7万kW×3軸）において、アセット・パフォーマンス・マネジメント（以下：APM）※2を導入し、その効果を検証する。
同プロジェクトは、電力会社の既設発電設備にGEの提唱するデジタル・ソリューションを導入する日本初の取り組となる。長期的な信頼性および運用面の柔軟性向上やライフサイクルコストの削減に寄与する。GEと東電FPは、このAPMだけでなく、今後、Predixによるビッグデータ分析を活用し、東電FPのビジネスの最適化を図るデジタル・ソリューションに取り組んでいく。
※1 GEが開発した産業向けオペレーティングシステム。このPredixは、APMをはじめとする数多くのアプリケーションを産業用機器と接続し、データ収集や分析を行い、リアルタイムに事業者に知見を提供することで機器やプラントなどの性能や生産性を向上させる役割を担う。
※2 産業用機器の信頼性や有用性を向上し、産業用機器メンテナンスの最適化、システムに関する費用の削減を目的としてGEが開発したPredix上で稼動するアプリケーション。
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