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住友商事、クウェートで出力約1500MWの巨大ガスコンバインドサイクル発電所の稼働を開始

2016/12/12
(月)
SmartGridニューズレター編集部

住友商事は、クウェートで共同で建設していたガスコンバインドサイクル発電所が完成し、商業運転を始めたと発表した。

住友商事は2016年12月12日、クウェートで共同で建設していたガスコンバインドサイクル発電所が完成し、商業運転を始めたと発表した。この発電所はフランスEngie社、クウェートAbdullah Al Hamad Al Sagar & Bros社と共同で建設していたもので、発電所だけでなく海水淡水化設備も合わせて建設していた。

完成した施設「Az-Zour North Power and Water Plant」は、首都クウェート市の南およそ100kmのペルシャ湾沿岸に位置している。発電所の最大出力は約1500MWで、海水淡水化設備は日量約48万トンの海水を淡水に変えることができる。これは、クウェート全体の発電能力の約12%、海水淡水化能力の約23%に当たる。

図 Az-Zour North Power and Water Plantの全景

図 Az-Zour North Power and Water Plantの全景

出所 住友商事

この事業の総事業費は約18億米ドルで、クウェート政府機関が60%を出資している。ほかには住友商事とEngie社がそれぞれ17.5%を出資している。施設の保守運営は住友商事とEngie社が共同で設立した企業が担当する。

発電した電力と淡水化した水は、40年間の契約に従って、その全量をクウェート電力・水省に販売する。


■リンク
住友商事

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